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革靴の維持費について。手持ちのスコッチグレインにかかった修理費用まとめ。

投稿日:2020/04/15 更新日:

企業勤めの男性は特にそうですが、30代前後にもなると「そろそろいい靴履こうかな…」なんて思う瞬間があるかと思います。

購入金額もそうですが、修理代も気になりますよね。

革靴を修理しながら使い込むと、いったいどれだけお金がかかるのでしょうか?

私が実際に持っている靴を紹介しつつ、かかった修理代金についてまとめました。

高級革靴の維持費は月間500円(1足あたり)程度

まず私の体験に基づいた結論を言いますので、これからいい革靴を持ちたい人は参考にしてください。

経験上、高級革靴のランニングコストは、平均して月間500円程度です。

だいたい3年で修理が必要となり、状態の良し悪しによって、4,000円~15,000円程度の修理費用がかかります。

修理代が高くつく靴もあれば、逆に安く収まることもあります。

3年間で15,000円とすると、36か月間として、1か月400円ちょっと。振れ幅を想定して一足500円/月というのが根拠です。

いかがでしょう?この金額、高いと見るか存外安いと感じるか。

とにもかくも、俗に高級革靴と呼ばれる靴は、使い捨ての革靴とは違って修理コストが発生します。

スーツのクリーニング代しかり、腕時計のオーバーホール代しかり、車の整備費用しかり。

いいものを持つということは、相応の維持費を背負うことが宿命なのです。

私が使っているスコッチグレインというブランドについて

スコッチグレインは、1964年に墨田区で生まれた革靴メーカーです。

当然お金を積めば上には上があるのですが、スコッチグレインは値段のわりに革質がよく、仕立ても丁寧です。

言い換えるとコストパフォーマンスが高い革靴ブランドということです。

私にとっては、いい靴を修理しながら大事に履く、ということを教えてくれるきっかけになった靴屋さんです。

スコッチグレインの店舗ですが、50年を超える歴史と根強いファンを持ちながら、2020年現在の直営店は日本でもわずか4店舗、アウトレットを含めて8店舗しかありません。

資本主義の基本は拡大戦略ですが、彼らにとっては利益の追求よりも大切なものがあるようです。

自社メンテナンス工場の修理体制が手厚いのも魅力ですね。

自宅から工場へ修理する靴を直送すると、代引きなどで修理を受け付けてくれますが、店舗での受付対応も懇切丁寧です。

靴についてわからないことがあれば、修理のついでにお店で聞いてみるのもいいでしょう。

修理時には靴ひも交換と中敷き交換、靴磨きまでしてくれます。(修理内容による)

スコッチグレインで買った靴にかけた修理費について【2020年4月更新】

さて、本題に移りましょう。

私がはじめてスコッチグレインで靴を買ってから、3年半程度経過しました。(記事執筆時点の2020年4月時点)

それぞれの革靴の簡単な紹介と、修理内容、かかった費用(税抜き表記)についてまとめます。

革靴を修理しながら履くと、いったいいくらかかるのでしょうか?

★使用条件

  • 使用頻度は週に最高2回まで。1日履いたら最低3日以上休ませる。
  • 移動距離は通勤時の往復4km程度。他は内勤
  • 雨の日は履かない。ただし、雨用の靴はこの限りではない。

それではいってみましょう。

アシュランス(本体価格30,000円、2016年8月購入)

アシュランスはスコッチグレインの革靴の中でもベーシックな一足です。

どのような場面にでも履いて行ける、素朴な革靴ですが、費用対効果は最高です。

ソールはレザー製ですが、ノンスリップレザーという加工で、真ん中にゴムが貼られています。

もっとも穴の開きやすい部分が補強されているため、結果的にソールの寿命が延びるようです。3年以上履いても、靴底が薄くなった感じがありません。

その代わり、つま先がゴムで補強されていないため、真っ先に削れます。

ヒールはスコッチグレイン標準のスコッチヒール。

3年以上履きましたが、交換したのは1度だけという堅牢ぶりです。

ヒールを交換すると、靴紐と中敷きも新品に交換してくれますので、メンテナンス工賃込みと考えるとお手頃でした。

なお、修理には同店のポイントを利用できます。

■アシュランスにかかった修理費用

経過月数:42か月

  • ヒール交換 4,000円
  • 腰裏直し 3,000円
  • ソールつま先補強 1,000円(街中の修理屋で)

合計 8,000円

アウトレットの匠モデル(本体価格28,000円、2016年9月購入)

アシュランスの履き心地のよさに味を占めて購入した2足目です。

最初の一足を購入してから1か月しかたっていません。

革靴は、何足か使いまわすと、寿命がはるかに延びると知ったからです。

こちらの靴は匠モデルといい、アウトレット限定のモデルです。

既存の靴型に対して、少しいい品質の皮を使っているそうです。

この点については別記事でも触れていますが、要は端材の有効利用なのです。

消費者にとってはありがたいことですが。

ソールはトップゴムレザーを採用。

アシュランスよりも削れにくいのですが、ソールの他部分は全面革製なので、ノンスリップレザーに比べると耐久性が落ちます。

その分、履き心地はよくなりますので、トレードオフですね。

指で押して、薄くなったと感じたら交換時期です。

あるいは、路面の突起物が足裏にあたる感触でしょうか。こればかりは、履いてみないとわかりません。

写真のように、わかりやすく穴があくこともありますが、こうなる前に交換したいところですね。

■匠モデルにかかった修理費用

経過月数:41か月

  • オールソール交換 13,000円
  • 腰裏直し 3,000円

合計 16,000円

ファイバーグリップ(本体価格28,000円、2016年10月購入)

秋雨のシーズンになるとほしくなるのが、雨用の靴です。

こちらは革に防水加工が施されており、一定以上の雨なら耐えられる構造になっています。

ファイバーグリップというネーミングの由来は、ヒールとソールにあります。

写真だと平面に見えますが、実は無数の化学繊維が剣山のようにびっしり生えており、濡れた路面や雪道でも滑りづらくなっています。

優秀な靴裏の代償なのかわかりませんが、他のスコッチヒールとは違って、消耗が激しいです。

車でいうとノーマルタイヤとスタッドレスタイヤの関係みたいですね。

摩耗してくると、滑り止めも弱くなるので、やはり早めに交換したいところです。

■ファイバーグリップにかかった修理費用

経過月数:40か月

  • ヒール交換 4,300円
  • 腰裏直し 3,000円

合計 7,300円

シャインオアレイン(本体価格23,120円、2017年4月購入)

やはり雨用にもう一足購入したものがシャインオアレインです。

スコッチグレインの革靴の中で、たぶん一番安いです。

ファイバーグリップと同じく晴雨兼用ですが、独特の加工のせいか、磨いてもあまり光らないのが残念なところです。

ソールはゴム製ですが、ちゃんと底縫い製法で作られています。

グッドイヤーウェルトは、スコッチグレインのこだわりなので、ゴムソールでも修理可能です。

やはりスコッチヒールよりは、かかとが削れやすいのですが、酷使している割に持ちがいいです。

これからいくら修理費用がかかるかわかりませんが、イニシャルコストが相当安いので、セメンテッド製法の靴を履きつぶすよりも断然安く収まりそうです。

■シャインオアレインにかかった修理費用

経過月数:36か月

  • 未修理

合計 0円

ブーツ(本体価格37,000円、2018年10月購入)

休日兼用の一足が欲しくなったのでブーツを買いました。

この時点で5足なので、平日は1日1足履きまわす状態になっていました。

革質と木型はアシュランスと同等ですが、靴紐がオイル加工されているのか、粘りがあってほどけづらいです。

身に着けるとくるぶしまで包まれるので、安定感は抜群です。

その代わり、ソールはトップゴムレザーなので、雨の日や未舗装路では履けません。

■ブーツにかかった修理費用

経過月数:18か月

  • 未修理

合計 0円

インペリアルプレスティージ(本体価格60,000円、2020年4月購入)

スコッチグレインが「威信」の名を冠した、定番モデルでも最高峰の一足です。

買おうかどうか、何度もお店を訪れては迷っていましたが、つい先日、アッパーのきらめきに負けて買ってしまいました。

スタンダードクラスと比べて倍の値段がするだけあって、革のきめ細かさは圧巻でした。

どアップも安心の美しさです。

ソールは他製品と違ってオイルレザーを採用しています。

高級感のある意匠です。

ヒールはスコッチヒールではなく、インペリアルプレスティージ専用のものです。

ヒールの一部が斜めにカットされており、芸が細かいですね。

■インペリアルプレスティージにかかった修理費用

経過月数:0か月

  • 未修理(新品) 0円

合計 0円

スコッチグレインに費やした修理代は、3足・31,300円【2020年4月更新】

本文が縦に長くなりましたので、ここまでに挙げた修理費用と使用月数をまとめます。

■スコッチグレインの革靴にかかった修理費用

  1. アシュランス 42か月 8,000円 (90.4円/月)
  2. 匠モデル 41か月 16,000円 (390.24円/月)
  3. ファイバーグリップ 40か月 7,300円 (182.5円/月)
  4. シャインオアレイン 36か月 0円 (計測前)
  5. ブーツ 18か月 0円 (計測前)
  6. インペリアルプレスティージ 0か月 0円 (計測前)

合計 31,300円(税抜き)

私としては正直、もっと高くつくかと思っていたくらいなので、拍子抜けした感じです。

さらに実際には、同店でもらったポイントを修理代にあてることができるため、額面よりも支払金額は下がるでしょう。

ただ、オールソール交換した匠モデルと違って、他の靴はソール交換前なので、これか修理代の平均が押し上げられていく可能性もありますので、引き続き統計を取るようにします。

適当な革靴を履きつぶすよりも修理しながら使ったほうが安いと思う

冒頭で述べた通り、仮に修繕積立金を500円/月として、10年間履いたとしましょう。

本体価格は高いほうに合わせて60,000円とします。

この仮定を当てはめると、10年間のコストは次のようになります。

  • イニシャルコスト 60,000円
  • ランニングコスト 500円×12か月×10年 = 60,000円
  • トータルコスト  120,000円
  • 年あたりのコスト 120,000円÷10年 = 12,000円/年

こうしてみると、年間1万2千円が損益分岐点のようですね。

経験からくる一つの目安ですが、参考にはなるのではないでしょうか?

年間1足から2足程度革靴を購入して履きつぶすなら、いっそいいものを買って、大切に履いたほうが満足感があるのかなあ、というのが私の考え方です。

修理しながら長年履いたとしても、本当にいいものからは古ぼけた印象は起きません。

いきなり輸入ブランドに対して、10万も20万もはたく必要はないので、まずは国内メーカーで3万程度の靴から手にしてみてはいかがでしょうか?

ちゃんとした造りの靴を一足持っていると、身だしなみについての考え方が変わりますよ。

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