ANAスーパーフライヤーズカード(以下SFC)の申し込み権を手に入れると、実際いつ申し込もうか悩んでしまいませんか?
私の場合、SFCカードには大して興味もなく、いつの間にか申し込み資格が備わっていたというのが本音ですが、おかげで、いろいろ考えるきっかけになりました。
陸マイラーでも修行僧でもない私が、普通の旅人視点で、SFC申し込みのタイミングについて考えてみました。
目次
SFCカードの申し込みは、プラチナ達成直後にしたほうがいいと思う3つの理由
ANAのプラチナ会員になると、ANAとスターアライアンス便に搭乗する際、VIP待遇を受けられます。
SFCカードは、プラチナ会員以上だけが申し込めるカードです。
年会費有料ですが、保持している限り、永続的にANAのプラチナ会員相当の待遇を受けられるカードです。
このカード、持っていても、通常のプラチナ会員のサービスと重複するため、年会費を考慮すると、できるだけ後に申し込んだほうがいいとされていますが、私は少し違う考え方をしました。
なお、普通の会社勤めの人がSFCを持つ意味合いについては、別の記事で考察しています。
アップグレードポイントを追加でもらえる
これはよく言われる話ですね。
アップグレードポイントとは、前年度登場回数が多かった会員に与えられる、サービスポイントのことです。
翌年度以降、座席クラスのアップグレードや、会員以外をラウンジに招待することに使えます。
プラチナ会員になった直後に、SFCカードを申し込んでおくと、翌年度のアップグレードポイントを、4ポイント余分にもらえます。
これは、国内線の普通座席から、プレミアムシートへのアップグレードに使えるので、うまくいけば年会費相当が浮くかもしれません。
クレジットカードの審査に落ちたときのための保険
SFCカードは、何らかの会員証と混同されることがありますが、分類は「クレジットカード」です。
クレジットカードに付帯している特典として、ANAのプラチナ会員とスターアライアンスのゴールドメンバー資格を、一挙に保有できるのです。
さて、クレジットカードの申し込みには審査がありますが、この審査に落ちたせいで、せっかくプラチナ会員になるまでがんばったのに、SFCカードを申し込めなかった、という声が聞こえてきます。
事前になんらかのANAカードを申し込んでおけば、切り替えるだけなので審査がありませんが、持っていなければ、なるべく早めにカードを申し込んで、落ちたら半年後に再チャレンジしましょう。
早ければ早いほど、リトライのチャンスがあります。
できれば、前もって他のクレジットカードを使って、クレジットヒストリーを積んでおきましょう。
クレジットカードでの支払い実績があればあるほど、SFCカードの審査にも通りやすくなるからです。
次に紹介するような年会費無料のカードでも、まったく問題ありません。
年末に近づくにつれて滑り込みがあるため対応が遅れがち
SFCカード関連の書類は、最初の請求時以外は、郵送が基本です。
混雑時には時間がかかると、封筒に書いてありますが、年末は駆け込みが予想されるため、巻き込まれると、いつまでたっても手元にカードが届かないかもしれません。
自分自身は上級会員でも、家族に同様のステータスを与えたい場合、家族カードの発券が必須です。
早めにカードを手に入れたい場合、プラチナ会員になったら、すぐに申し込んでしまうと、後々楽でしょう。
ANAのプラチナ会員になる人でSFCを知らない人はいないと思いますが、案内が来たら熟読してみましょう
航空会社の会員システムは「飛行機に乗った人をお得意様にしてあげよう」という仕組みです。
とりわけ陸マイラー界隈には、その逆があふれているようで「上級会員になりたいから飛行機に(無理やり)乗ろう」という人が、一定以上存在します。
後者を否定するつもりはありませんが、趣味で海外旅行に行っている人は、航空会社の会員システムについて、詳しく知らないのではないかと思います。
ブロンズ会員達成時や、プラチナ会員になったとき、都度ANAからお知らせがきますので、読まずに捨てないようにしましょう。
思いがけないグッドニュースが舞い込んできますよ。
なお、ここまでSFCカードについて書きましたが、特別なことをしなければ、大体60万円分くらいは飛行機に乗る必要があります。
そこまで苦労しなくても、デルタAMEXゴールドカードの会員になれば、スカイチームの上級会員になれますので、併せて知っておくといいでしょう。
大変なんです、航空会社の上級会員になるのって。