旅の知恵

観光メインの旅行者がANAのプラチナ会員になるまでかかった費用を公開します。【修行なし】

投稿日:2019/12/29 更新日:

ANAの上級会員を目指す理由は人それぞれだと思いますが、SFCカードの発券が一つの到達点ではないでしょうか?

そうなると、ANAの上級会員イコール、プラチナステータスですよね。

私も2019年に全日空マイレージプログラムのプラチナメンバーとなりましたが、積極的にマイルを貯めたわけではなく、結果として上級会員になった次第です。

この記事では、ANAのプラチナメンバーになるまでにかかった経費を公開しています。

そのうえで、なるべく安く上級会員となるために必要だと思われる事柄についてまとめました。

目次

観光メインでANAプラチナ会員となるまで。修行なしで無理なく旅行自体を楽しんだ結果、14フライト60万円でした

私は俗にいう修行僧ではなく、ただの旅人ですので、飛行機で向かった先の空港から直帰するということは考えられませんでした。

あくまでも海外旅行がメインで、PPはおまけ程度に考えていましたので、そこまで効率よくプラチナステータスとなったわけではありません。

それでも、大枚はたいて上級会員を目指すなら、ご褒美程度の楽しみもあっていいですよね?

私の場合ですがあまり値段を気にしないで、体に無理のないスケジュールで上級会員を目指すと、次のような旅程となりました。

No.日付出発地目的地運賃運賃クラス備考獲得PPPP単価
12019/1/12(土)羽田クアラルンプール¥60,000E5,40711.10
22019/1/15(火)シンガポール羽田¥60,000E5,36811.18
32019/1/22(火)羽田札幌¥05出張経費1,1650.00
42019/1/22(火)札幌仙台¥03出張経費1,0700.00
52019/3/21(木)羽田クアラルンプール¥97,840D中国国際航空5,85716.70
62019/3/23(土)クアラルンプール羽田¥100,870D6,65815.15
72019/4/19(金)羽田名古屋¥2,500Y3866.48
82019/4/21(日)名古屋羽田¥2,500Y3866.48
92019/5/10(金)羽田クアラルンプール¥75,970Z6,65811.41
102019/5/12(日)クアラルンプール羽田¥42,290E5,4077.82
112019/6/29(土)羽田関西¥2,972Y5605.31
122019/6/30(日)関西羽田¥2,972Y5605.31
132019/8/9(金)羽田クアラルンプール¥48,620E5,4078.99
142019/8/11(日)クアラルンプール羽田¥59,000G5,40710.91
集計¥555,53450,29611.04

これからマイルを貯めようという方の参考になれば幸いです。

PP単価を安く抑えるポイントについて

この記事をみている方は、おそらくですがコストを抑えながらANAの上級会員になりたいのではないでしょうか?

私はそこまで追求しませんでしたが、今回プラチナ会員になるまでに実感した、PP単価を抑える要点をまとめました。

複数回のマレーシア旅行で海外発券すると非常に費用対効果がいい

No.10、No.13などを見るとわかりますが、日本発着にするよりもクアラルンプール発着にしたほうが、PP単価がいいです。

単純に、プレミアムエコノミーやビジネスクラスは、海外発券のほうが安いからです。

このことを利用して、複数回の航空券代を大幅に下げる手段があります。

まずは日本を出発地として、長期間の往復旅行を組みます。

その間に「マレーシアを起点とした日本との往復日程」を組むのです。

この説明だけで納得できたあなたは修行僧ですね?

さておき、たとえば3回分の往復チケットを購入したとしましょう。

これを時系列準にあてはめると次のようになります。

  1. 日本出発(チケット①)
  2. クアラルンプール出発(チケット②)
  3. 日本出発(チケット②)
  4. クアラルンプール出発(チケット③)
  5. 日本出発(チケット③)
  6. クアラルンプール出発(チケット①)

下線をひいたチケット①で他のチケットを挟むことによって、チケット②とチケット③を海外発券にできます。

上の表の例だと、No.6とNo.13が一番最初に買ったチケットです。

その間に何度も往復していますが、この期間はPP単価がほとんど10以下ですよね?

最初にクアラルンプールに行くのは高いですが、ここさえクリアできれば、間に何度もマレーシア旅行を挟むことで、大幅にPP単価を引き下げることができます。

KL発券がいつまで安いかわかりませんが、コストを抑えてANA上級会員を目指したい人は、取り入れてみる価値があるでしょう。

海外航空券の日本路線はPP単価を引き下げてくれる

この見出しだけ見て何のことかわかったあなたは陸マイラーですね?

マイラーの方々以外に向けて説明しましょう。

海外航空券を買う場合、最寄りの空港から目的地までの便が出ているとは限りませんよね?

ただ、それだと地方に住んでいる人は海外旅行もままらないので、成田や関西など大きい空港へと国内線で向かった後に、国際線に乗ることとなります。

このとき利用する国内線は、値段の割にプレミアムポイントがたくさんたまるのです。

上の表だとNo.11と12が例です。

クアラルンプールと関西を往復するのが目的ですが、羽田を経由しているため、羽田から関西への便が追加になります。

羽田で半月滞在してから関西へ行く、なんていうルートも組めます。

このように工夫すれば、一度の往復チケットの間に色々な用事を済ませることができるので、単純往復よりも楽しいですよ。

その分スケジュールは忙しくなるので、独身のほうがやりやすいでしょうね。

関連記事:航空券の予約は航空会社でするべきか、旅行代理店でするべきか?サプライスの場合。

途中で手に入るマイルはブロンズ会員になってからスカイコインに交換するといい

上の表では総額55万円程度ですが、実際にはスカイコインを利用していますので、持ち出しは50万円を切っています。

スカイコインとは、ANAのマイルと交換してもらえる商品券のようなものです。

1コイン1円として利用できるのですが、スカイコインを使って買ったチケットにもマイルとPPが付与されます。

このため、陸マイラー向けのポイントサイトが盛り上がっているわけですね。

ポイントサイトでポイントをためて、ANAのマイルに交換して、スカイコインに替えて、安く旅行をするのです。

さて、このスカイコインですがANAの会員ステータスによって積算率が異なります。

詳しいルールは公式を確認すべきなのですが、プラチナ会員を目指す過程でブロンズ会員になった時点で交換すると、積算率が1.6倍になります。

マイラーのように豊富なマイルを持っているわけでなければ、ブロンズ会員になってからマイルをスカイコインに交換すると効率がいいです。

参考:ANAスカイコイン - 全日空

エコノミーよりはビジネス。ビジネスよりはプレミアムエコノミー

そして、プレミアムエコノミー(Eクラス)のPP積算率は、エコノミーを大きく引き離しています。

クアラルンプール発、日本行きのチケットはなぜ安いのでしょうか?

航空券の値段は、発券地の物価に連動するそうですが、それよりも需要と供給のバランスが影響しているのではないかと思います。

日本では一般庶民でも高級座席を購入できますが、途上国でプレミアムエコノミー以上の座席を買えるのは、ごく一部の人に限られるのではないでしょうか。

日本よりも海外の空港ラウンジが空いていることが、一つのヒントではないかと考えています。

海外発券ならエコノミーよりはビジネス。ビジネスよりはプレミアムエコノミーの効率がいいです。

得られるサービス内容は、もちろんエコノミーより数段上なので、一味違った旅を楽しむことができるでしょう。

なお、2019年からプレミアムエコノミーの積算率も細分化されていますので、チケット購入時によく確認するべきです。

今のところEクラスなら問題ないです。

楽しみながら上級会員を目指したいならマレーシアの地方巡りがおすすめ

私個人の思いですが、せっかく飛行機にたくさん乗るなら、修行などせずに思い切り楽しんだほうがいいと思います。

そのうえで、効率よくANAのプレミアムポイントをためるなら、アジア路線がいいです。

日本国内線とアジア、オーストラリアはPPの積算率が他よりも高いからです。

また、安く上級会員になりたい場合、日程の調整がつかず弾丸旅行になりがちなので、近距離路線のほうが楽しみやすいです。

そうなると、海外発券の安さからクアラルンプールに何度も行きたくなるのですが、KL巡りばかりしていても飽きます。

ここはいっそのこと、バスに乗って地方巡りをするとマレーシアの奥深さがわかります。

交通費や宿泊費も非常に安いので、地方旅行との相性が抜群ですよ。

関連記事:作成中

ただし、本当に楽して上級会員になりたいのなら、デルタAMEXゴールドカードを持つのが一番近道です。

わざわざ上級会員資格を得るためだけに50万円以上使うよりは、デルタの上級会員資格をお金で買うのもアリだと思います。

年会費30,000円ちょっとなら、お試しで持つにはちょうどいいです。

関連記事:作ってたくさん使うだけでゴールドメダリオン。デルタスカイマイルAMEXゴールドカードを持つメリットについて。

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