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韓国出国時に自動化ゲートを使う方法。2019年7月無人審査開始!

投稿日:2019/10/03 更新日:

外国人が韓国旅行をする際、主要空港からの出国時に限って、無人審査を利用できるようになりました。

韓国旅行を計画されている方は、事前に情報を確認して、空港での待ち時間を短縮しましょう。

※2020年1月、仁川空港の第1ターミナルで自動化ゲートを探しましたが、運用が中断されているのか一般の有人審査に通されました。実際に韓国で自動化ゲートを使ったよ!という方は、ぜひ情報をお寄せください。

目次

韓国の主要空港でも外国人の無人審査が始まった

駅の改札が有人から無人へと切り替わってきたように、色々な国の空港の出入国審査場も、無人審査の波が訪れています。

お隣韓国でも、事前登録なしでの自動審査が始まったようです。

韓国の出入国手続きで、無人審査を利用する方法についてまとめました。

なお、日本国内空港の無人審査実施状況については、関連記事をご覧ください。

関連記事:空港の自動化ゲート利用方法と、登録方法。顔認証ゲートとの違いについて。

韓国訪問客は出国時に限って自動化ゲートを利用できる

韓国の法務省によりますと、2019年の7月より、訪韓外国人向けに、自動化ゲートのサービス提供が始まったそうです。

韓国公共機関のホームページは、日本のWebサービスとレイアウトが大きく違うため、仁川国際空港の公式ページを参考にするとわかりやすいでしょう。

自動審査場の利用方法が、写真入りで紹介されているので、これから韓国旅行の方は必見です。

自動出入国審査
셀프백 드랍 이용안내
利用方法と対象 国民 満19歳以上 別途の事前登録なしに利用可能
ただし、改名など人的事項に変更があった国民及び住民登録証発行後30年を経過した国民は利用の前に事前登録が必要

満7歳~18歳以下 利用の前に事前登録が必要
7歳以上~14歳未満のお子様は、親の同伴及び家族関係を確認できる書類の提出が必要

外国人 17歳以上の登録外国人 国内居所申告を行った17歳以上の在外同胞(F4)資格の所持者 別途の事前登録なしに利用可能
17歳以上の短期在留外国人 別途の事前登録なしに出国審査場で利用可能
入国時にバイオ情報を提供していない者は利用不可

参考:自動出入国審査 - 仁川国際空港

短期在留外国人、つまりは一般の観光客が主ですね。

次に、韓国法務部の文書を参照してみましょう。

参考:SES(Smart Entry Service) - 外国人政策本部

「外国人観光客、事前登録なしで自動審査で出国」と書いてあります。

参考リンク先に詳しいことが書いてありますが、フル韓国語なので、日本語に訳します。

2019年7月10日から、韓国を訪問する外国人旅行者は、出国時に別途の事前登録なしに、自動審査場を利用できます。

利用可能な人:韓国入国時に顔写真と指紋を提供した17歳以上の外国人

利用可能な空港:仁川、金海、金浦、済州、大邱 空港

参考:外国人の出国審査自動化について - SES(Smart Entry Service)

要するに、韓国主要5空港において、出国時に限って、事前登録なしの自動審査場を利用できるということです。

韓国空港からの出国時に自動化ゲートを利用する方法

韓国からの出国時に無人審査場を利用する方法は、事前登録が不要なこともあり、非常にお手軽です。

使い方は次の5ステップです。

  1. 出国審査場で自動審査機のレーンに並んで、ゲートが緑になったら審査開始。
  2. パスポートの写真面を読み取らせる。
  3. ドアが開いたら入場する。
  4. スキャナに指紋を登録する。
  5. 正面のカメラを見つめる。

参考:自動出入国審査 - 仁川国際空港

事前登録なしで利用できる点は、日本の顔認証ゲートと同等です。

日本からの出国時、事前に顔認証ゲートを利用してみると参考になります。

関連記事:空港の自動化ゲート利用方法と、登録方法。顔認証ゲートとの違いについて。

入国、出国共に利用するには韓国内で外国人登録が必要

留学や駐在などのため、韓国で外国人登録をしている方は、入出国共に自動審査を利用できます。

外国人 17歳以上の登録外国人 国内居所申告を行った17歳以上の在外同胞(F4)資格の所持者 別途の事前登録なしに利用可能
17歳以上の短期在留外国人 別途の事前登録なしに出国審査場で利用可能
入国時にバイオ情報を提供していない者は利用不可

参考:自動出入国審査 - 仁川国際空港

引用文を解釈する限り、事前登録なしで、出入国時に利用できる模様です。

普通の観光客には、あまり縁のない話なので、詳細なリサーチは割愛しました。

時代はどんどん無人審査主流へと向かっている

日本は2019年7月より、外国人の出国時限定で、無人審査を導入しています。

法務省が旗振りとなって、2020年までに4,000万人、2030年までに6,000万人の観光客流入を目指すとしている中、省略できる部分は省く傾向にあるようです。

政府観光局の統計によると、2018年は3,000万人程度でした。統計を取り始めた2003年は500万人ちょっとだったので、15年で6倍になっていますね。

この調子だと、観光立国を目指すという法務省の方針も、現実味を帯びてきます。

参考:訪日外客数 - JNTO日本政府観光局

空港施設を増設するよりは、同じリソースで多くの人をさばけるようになるほうが、コスト面で合理的だと思います。

私は、素直に良い取り組みだと感じました。

これから色々な国で、自動審査が主流となれば、海外旅行がもっと身近になる日が来るかもしれません。

なお、日本の出入国時ですが、日本籍の方は、出国時も入国時も自動審査を利用できます。

自動化ゲートと顔認証ゲートがありますが、違いについては次の記事で。

関連記事:空港の自動化ゲート利用方法と、登録方法。顔認証ゲートとの違いについて。

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