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牡蠣料理のおススメといえば広島市?いいえ江田島市まで。

投稿日:2023/03/12 更新日:

牡蠣といえば広島や宮城が有名ですが、私が旅した中では江田島が一番だと思っています。

この記事では、冬の江田島で味わった大きな牡蠣と、地元で人気のお店についてご案内します。

牡蠣の全国生産量は広島県がトップである

日本での牡蠣の生産量は、広島県がトップです。

2023年3月現在のデータによると、1位が広島県の63%で、2位の宮城県13パーセントを大きく引き離しています。

そして、全国王者広島の中でも、呉(くれ)産と江田島産で首位争いが繰り広げられているそうです。

お茶で例えると、静岡県の掛川市と牧之原市あたりで背比べをしているような感覚でしょうか。(※注:2023年現在、静岡のお茶生産量は鹿児島県に逆転されています。無念!)

さておき、牡蠣に関しては押しも押されもせぬ広島。世界中で最もおいしい牡蠣は江田島にありました。

これは、私が散々色々な国を旅してきた中で得た結論です。

江田島の牡蠣は「ウマい、デカい、新鮮」!

江田島では、牡蠣の養殖が非常に盛んです。

島で海辺を走ると、そこら中に牡蠣棚が並んでおり、島の風景に溶け込んでいます。

初めて広島を訪れたときは、海岸線にならんだ謎の岩場のようなものが不思議でしたが、なるほどこれは牡蠣の養殖場だったわけですね。

江田島の高いところに登ると、広島一帯瀬戸内の海が見えますが、やっぱり牡蠣棚だらけでした。

さて今回は、地元の知人に招待をいただき、牡蠣料理でおススメのお店を訪問しました。

こちらが件の牡蠣料理店「Shirasuya e's」(以下、シラスヤ」様です。

江田島にいくつかある港の一つ、中町港のすぐそばにあるのですが、これが形容しがたいほどオシャレ。

こじゃれたボートハウスのような門構えです。

アルバイト募集のポスターもユーモアが利いています。うっかり笑ってしまいました。

そして店内も非常に趣味がよろしい。

他のお客様がいたので、写真を撮れなかったのですが、ウッド調で統一されていて温かみを感じます。

ドリンクを飲みに行くだけでも楽しそうです。

料理は居酒屋・バル風メニューがメインです。

こちらは、お店の名前の由来となった生シラス。ご実家が漁をされているそうで、鮮度の塊のような食材でした。

ご当地江田島海上自衛隊風カレー、瀬戸内海の代表魚チヌ(クロダイ)を使った期間限定アクアパッツァも絶品でした。

そしてなんといっても、牡蠣。

牡蠣。

牡蠣尽くしです。

フライに焼き牡蠣、酒蒸しに天ぷらまで、まさに変幻自在。どのメニューも身が締まっており、ふっくら育っていました。言葉を選ばず評するなら「巨大な牡蠣」です。こんなに大きな牡蠣には出会ったことがありません。

ただし生牡蠣は、シーズンを少しでも過ぎるとありつけないことがあります。

私がお店を訪れたのは2月末でしたが、今回は生牡蠣には出会えませんでした。残念!

シラスヤの営業時間は、やや変則的です。訪店前には予約を推奨します。

2月になるたび江田島に行きたい

私の中では疑いようのない事実ですが、本当に美味しいものは地方にあると思っています。どれだけ世の中が進歩しても、流通のあるなしは少なからず鮮度に直結するからです。そもそも流通に適さない食材だってあるでしょう。

江田島の牡蠣は、そのわかりやすい例だと思います。

グルメの端くれとして断言しますが、牡蠣を食べに行くだけでも、江田島まで行く甲斐があります。

広島の牡蠣小屋も行きましたが、江田島は「レベル違い」です。同じ貝類とは思えません。

思い出すだけでよだれが垂れそうになる江田島の牡蠣。たまにはスーパーではなく、自分から食材に会いに行ってみてはいかがでしょうか?

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