※2019年9月追記、マレーシアでのタクシー利用はGrabタクシーのほうが安心かつ明朗会計だと感じましたので、定額制タクシーよりも楽をしたい方は、下の記事を参考にしてください。
関連記事:Grab Carアプリの登録方法と使い方について解説。マレーシア旅行のタクシーはこれが一番安全。
ジョホールバルは、マレーシア南部の都市で、シンガポールとの国境に位置しています。
マレーシアから、陸路でシンガポールへ渡る人や、シンガポールから日帰りマレーシア旅行に来る人でにぎわう街です。
観光客の足といえば、やはりタクシーですが、この街のタクシー、基本的にはメーターを使いません。
つまり、乗る度に金額交渉をしなくてはなりません。土地勘のない場所では大変です。
長い旅行を終えて、後はホテルで一息……と考えているときは、はっきり言って面倒です。
この記事では、ジョホールバルの中心駅である【JBSentral】から、相場を気にせずタクシーに乗れる手段を解説しました。
※2019/1/16現在 1MYR(マレーシアリンギット) = 26.46JPY(日本円)
ジョホールバルのJBSentral駅から、ぼったくりを避けてフェアなタクシーに乗る方法
写真は、JBSentral駅から、タクシー乗り場へと向かう途中です。
駅直結の、City Squareというショッピングモール方面の出口にあります。
私は、こちらの乗り場で、5台ほど赤いタクシーを当たってみましたが、すべて交渉制で、メーターを使ってくれませんでした。
交渉制のタクシーは、外国人に対しては、基本的に吹っ掛けてきます。
相場を知っていて、ズバリの値段を提示しても、乗車拒否されることがありますので、心情的にもタクシーに乗りにくいです。
3kmほどの距離にあるホテルまで、50リンギット(約1,300円)と言われた日には、交渉する気力もわきませんでした。
どこかに、まともな値段でタクシーに乗れないものかと探しまわったところ、逆側の出口、つまり、シンガポールへの国境方面の出口に、タクシー乗り場を見つけました。
Woodlandsが関所の名前ですので、駅を背にして、こちらの建物へと向かいます。
建物に入って、まっすぐ進むと国境方面、1階へと降りると、タクシー乗り場方面です。
出口を抜けると、タクシーの運転手が呼び込みしてきますが、無視して左へとまっすぐ進みます。
少し歩くと、タクシープールが見えてきます。
写真中央のブースで、行先を告げると、おおよその距離から値段を出してくれます。
支払い後、チケットを受け取り、受付に手渡すと、何番のナンバープレート前に行くよう言われますので、運転手が来たら乗り込みます。
運賃ですが、2,3km程度でしたら、11リンギット(300円弱)です。
交渉制だと、20リンギット(500円強)でも首を横に振られるくらいなので、やはり安いですね。
何より、吹っ掛けられる心配がないのは、精神衛生上いいです。
タクシーに乗っている最中、メーターが帽子で隠されていたので、「メーター見せてください」と言ったところ、「もう払ったでしょ?」といったやり取りがありました。
タクシープールと反対側にはバスターミナルもある
余談ですが、タクシー乗り場へ向かうのとは逆に、右方向へ進むと、バス乗り場です。
定額タクシー以上の明朗会計ですので、時間と体力が余っており、目的地がはっきりしているのであれば、乗ってみるのもいいでしょう。
私の経験上、駅や観光地など、街の主要スポットへと向かうときには、バスが便利です。
何も言わなくても、たいていの市内バスが、駅を目指して走るからです。
ちなみに、こちらの路線は、1リンギット少し(50円程度)でした。
値段では、圧倒的にバスが安いですが、駅から、どこか知らない場所を目指すのであれば、やはりタクシーが便利です。
ぼったくりの存在は、フェアじゃない社会の産物なので、ある意味仕方がないのかもしれないが、なるべくなら避けたほうが気持ちよく旅行できる
もともとタクシーは、高級輸送手段なので、バスや電車より高くて当たり前です。
日本よりは安い料金設定ですが、それだけに、外国からの旅行者に対しては、ぼったくりの存在がつきものです。
私個人としては、吹っ掛けられても支払えるだけのお金を支払えるのは、単純に生まれた国が違うからだからであり、これ自体がフェアではないと思っています。
ただ、せっかく旅をするのであれば、ぼったくりに出会うことなく、もう一度訪れたいと思える国であってほしいというのも、素直な気持ちです。
「何が何でもぼったくりには遭わない!」と、しっかり警戒感を持つのもよいでしょう。
反面「この程度は富裕税」とでも考えて、ある程度のアンフェアさには、目をつむるのも、上手に旅行するための心構えかもしれません。