北京首都国際空港から、北京鉄道駅までの、バスでのアクセス方法について記事にしました。
その他、北京駅周辺の事情についても、情報を載せていますので、北京火車駅へと向かう予定のある方は、一度読んでみてください。
目次
北京首都国際空港から北京鉄道駅までのアクセス
北京首都空港には3つのターミナルがありますが、スターアライアンス系統は、ターミナル3発着のことが多いです。
私はチャイナエアラインを利用したので、3番ターミナルから市内を目指しました。
北京空港から北京鉄道駅までは3番乗り場から直通バスが出ている
見出しに全部書いてしまいましたが、北京首都空港から北京火車駅まで向かうのであれば、バスが便利です。
地下鉄もよいのですが、料金的にほぼ変わらないのと、一度【東直門】まで出た後、地鉄に乗り換える必要があるからです。
中国では、地下鉄に乗る際、荷物検査の列がある上、公安が目を光らせているため、移動手段としては、日本ほどの気軽さがありません。
ここは、黙っていても、座ったままで目的地まで連れて行ってくれる、バスがよいでしょう。
直通バスの運航スケジュールと料金について
中国首都空港から、北京鉄道駅へのバス運行スケジュールは、次の通りです。
2019年3月現在、30元持っていれば、北京駅まで連れて行ってくれますので、多少の現金は、空港へと着く前に用意しておくとよいでしょう。
空港の自動ドアを出て、バスターミナル上にチケットブースがあります。
- 3号線(北京站線:北京首都国際機場~北京駅)
- 空港(ターミナル3→ターミナル2→ターミナル1)→東直門→東四十条→朝陽門→雅宝路→国際飯店→北京站(北京駅)
- [乗り場]ターミナル3(3号航站楼)=1階9号出口、ターミナル2(2号航站楼)=1階9号出口、ターミナル1(1号航站楼)=1階7号出口
- [所要時間]全行程約90分
- [料金]25~30元
- [運行時間]7:00~24:00(30分間隔)
運行時間は24時までですが、24時を回ると、深夜バスがあるため、まるっきり北京市内へと出られないことはありません。
なお、その他のバスターミナルの情報は、ANAの公式ホームページに、事細かく掲載されています。
英文よりも、漢字で見るほうが、日本人にとってはなじみが深いので、とても見やすいので必見です。
正直、このページを見るより参考になります。
北京鉄道駅の昼と夜
北京駅は、北京市中央部にある、鉄道駅です。
東西南北、交通の要所であることから、人もたくさん集まりますが、昼と夜とでは、だいぶ雰囲気が違います。
北京駅は昼夜問わず人がいっぱい。ただし0時まで
朝の北京駅です。
午前9時時点では、このように大勢の旅人がいます。
物売りもたくさん出ていて、にぎやかです。
2018年10月、夜の様子です。
北京駅は、中国の地方や、モンゴル、ロシアなどへ行くための、重要な交通拠点なので、昼夜を問わず、人でごった返しています。
私も、以前、北京駅から南京駅まで寝台列車に乗りましたが、とにかく人だらけでした。
これが0時を回ると、このような具合になります。
まるで別の施設のようでした。
こうなってしまうと、北京駅でできることは何もないので、周辺で宿泊するほかに選択肢がありません。
よく考えてみると、私の中国旅行は、つくづく早朝・深夜に縁があるようです。
関連記事:【中国】上海から紹興へとローカル列車で行ってきたお話【1日目】。優雅な飛行機旅から急転直下の資金難。
北京駅の内部や、切手の買い方、電車の乗り方については、別記事で紹介しています。
関連記事:【中国】北京から上海まで陸路で。北京から南京行きの夜行列車に乗るまで。【1日目】
北京駅周辺で深夜も営業しているATM
先述のとおり、北京駅は、0時になると、ほとんどすべての施設が閉鎖されます。
北京駅の切手売り場の中には、日本のクレジットカードが使えるATMがありましたが、こちらも、もちろん入れません。
関連記事:【中国】北京から上海まで陸路で。北京から南京行きの夜行列車に乗るまで。【1日目】
あまりに遅い時間に北京駅に着くと、私のように資金難に見舞われますので、注意してください。
北京駅から歩道橋わたって向かい側、北京銀行のATMは、私のクレジットカードとの相性が悪いのか、利用できませんでした。
地獄に仏と思ったので、がっかり感がひどかったです。
その後、何とか探し当てたATMの位置を紹介しておきます。
歩道橋を下って右方向(東)へとまっすぐ進んでいくと、左手にICBCのATMが見えてきますので、困ったときは覚えておいてください。
北京駅周辺で宿泊したアクセス満点のホテル
私が北京駅近くで利用したホテルを紹介します。
なんと、北京駅から歩いて5分、空港から直通バスを降りて3分の、超好立地です。窓からは線路が丸見えです。
2019年4月から「機関車トーマス」の新シリーズで、トーマスが、動画にあるような緑色の客車を引いていました。
ある意味、鉄道ファンにとっては最高のホテルではないでしょうか。
すぐ近くにバスターミナルがあり、空港まで一直線です。
超のつくローカルホテルです。
人によっては、近づくのもはばかられるでしょう。
周囲に街灯がたくさん設置してあったのが救いです。
向かい側には、学校らしき施設があったので、治安が悪いわけではないと思います。
ホテルの中庭がおしゃれです。
内部はマンションを改装したような作りになっていました。
部屋や施設は清潔そのものです。
冷蔵庫さえあば、100点満点でした。
中国では有名な、アメリカのジャーナリストの旧家だそうです。
若かりし頃のEdgar Snow氏。
「Red Star Over China」という作品で、中国赤軍へと従軍した時の記録で、有名になったそうです。
どっちがエドガーさんだか、正直わかりませんでした。
毛沢東主席とも面識があったようですね。
聖書よろしく、部屋の引き出しに入っています。
旅人の宿屋【#010】北京 ゾン アン ホテル (Zhong An Beijing )
- アクセス:★★★★★ 北京鉄道駅から歩いて5分、北京首都空港からバスあり、降りて徒歩3分の超好立地
- 静粛性:★ 超ローカルな立地であるものの訪問時は鉄道工事の騒音が深夜1時まで鳴り響いていた
- 清潔度:★★★★★ 改装したてなのか非常にきれい
- 安さ:★★★ 立地を考えると安すぎるくらい
- スタッフ:★★★ 深夜着なのでみんなぐったりしていたが親切にしてくれた
- 設備:★★★★ アメリカのジャーナリストの旧家だったとのことで、博物館的な趣きがある。朝、併設のレストランからいい匂いがしていたので、次回試したい
- 周辺環境:★★ 深夜に着くと超ド級のローカルさに、旅慣れた筆者もさすがにビビった。食堂などが近くにあるので、朝は便利
総評:★★★★ メリットとデメリットが両極端であるが宿泊の価値は充分あり
- 場所:北京空港バスを降りて、裏手の路地へと入って徒歩3分。北京鉄道駅から歩いて5分
- 対応言語:中国語部屋タイプ:シングル(延長で空きがなくなったためダブルにアップグレードしてくれた)
- シャワー:あり
- バスタブ:なし
- テレビ:あり
- 冷蔵庫:なし
- コンセント:あり
- USBジャック:なし
- Wifi:あり
- アメニティ:歯ブラシ、シャンプー
- 飲料水など:ミネラルウォーター、緑茶
- 宿泊料:289元程度(約4,900円)
- デポジット:なし(中国のホテルは、現金で100元デポジットが必要なことが多いので珍しい)
- コメント:深夜のディープさが、下手な肝試しよりも怖かった。
参考:北京 ゾン アン ホテル (Zhong An Beijing ) - agoda
まとめ:北京駅近郊を拠点に北京観光を楽しむのも良策
北京鉄道駅からは、ニュースでよく流れる「天安門広場」や、世界遺産の「天壇公園」も徒歩圏内です。
北京駅を拠点にすれば、空港へも市内へも足を延ばしやすいので、北京市内でどこに滞在しようか迷っているのであれば、鉄道駅近辺にしてみてはいかがでしょうか?