中国 旅日記

【中国】上海から紹興へとローカル列車で行ってきたお話【1日目】。優雅な飛行機旅から急転直下の資金難。

投稿日:2018/07/15 更新日:

初の中国旅行1日目です。

東京駅近郊から成田空港へと向かい、上海浦東国際空港へと降り立ちます。

翌日の移動に備えて、上海南駅にホテルを取りました。クレジットカードも数枚持っています。

準備は万全のように思えました。

目次

前回までのあらすじ

目的地は紹興にしました。

上海から鉄道で行けるようなので、早朝のローカル路線で旅に出てみます。

前のお話:【中国】上海から紹興へとローカル列車で行ってきたお話【出発前】。中国は奥が深いのでちゃんと準備してから行きましょう。

旅日記

※2018/7/15現在 1CNH(中国元) = 16.84JPY(日本円)

1日目 成田空港⇒浦東空港⇒上海南駅

旅の軌跡

タイムライン

14:20 有楽町駅近くのバス停から成田空港へ

今回は、半ば無理やりに1.5日お休みを頂戴し、旅に出てきました。

金曜日の午後に半休を取ったので、軽くお昼を食べて成田空港へと出発します。

東京駅近郊から成田空港へと行くには、バスが乗り換えなしで行けるのでおススメです。運賃は片道1,000円でした。

関連記事:銀座駅・東京駅発のLCCバス ~ THEアクセス成田 ~

15:30 成田空港到着

成田空港はターミナルが複数あるので、予約情報を確認して正しい場所で降りましょう。

この後予想外の事実が判明します。

15:40 デルタ航空カウンターにてビジネスクラスへとインボラアップグレードのお知らせ!

なんと、プレミアムエコノミーへのアップグレードではあきたらず、ビジネスクラスへのアップグレードまでされてしまいました。(座席がビジネスクラス先頭の【1C】に変わっています)

お知らせメールを見るとわかりますが、真ん中下段の「SEAT」の1行目が、Delta Comfort+となっています。

デルタ航空では、マイレージプログラムの上級会員に対して、相当な厚遇をしています。ゴールドメダリオン以上の上級会員に向けて、座席の無料アップグレードを行っているのです。

出発の3日前までに、該当するフライトのプレミアムエコノミー(Delta Comfort+)が空いている場合、Webやアプリ経由で、無料アップグレードができます。これは、デルタ航空の公式情報です。

参考:メダリオン無償アップグレード - デルタ航空

しかし、今回はプレミアムエコノミーを通り越して、ビジネスクラスにアップグレードされてしまいました。

これってやっぱり、デルタAMEXゴールドでゴールドメダリオン会員になったおかげでしょうか?

この辺のお話は、別記事でまとめようと思います。

関連記事:デルタ航空でビジネスクラスにインボラアップグレードされたお話。

16:30 保安検査場を抜けてデルタスカイクラブへ

せっかくもらえたビジネスクラスの権利。しっかり味わわなくてはもったいないというもの。

ということで、デルタ航空の専用ラウンジである「デルタスカイクラブ」へとお邪魔してきました。

デルタスカイクラブは、ターミナル1、第2サテライトの4階に位置しています。

スカイクラブというだけあって、眺望がよく開放感のあるラウンジです。

このラウンジでは、次のようなサービスを無料で利用できました。

  • 食事
  • 飲み物(アルコール含む)
  • スマホの充電

また、利用はしませんでしたが、シャワーが利用できるようです。夏場にはちょうどいいですね。

関連記事:デルタスカイクラブ特典 - デルタ航空

航空会社のラウンジに入るには、今回のようにビジネスクラスのチケットを持つか、各航空連盟の上級会員資格を持つ必要があります。

デルタアメックスゴールドカードを持っていると、デルタ航空をはじめとしたスカイチームの各航空会社利用時に、ラウンジに入室することができますよ。私も何度もお世話になってきました。

18:40 成田空港出発

いよいよ出発です。ビジネスクラスのチケット扱いなので、優先搭乗可能です。

いつもは飛行機の入口から奥のほうまで進みますが、今回はビジネスクラス最前列のシートであるため、入ってすぐに着席できました。

シートピッチが広く、ブースのようになっており、プライベート感がありました。シートが完全に倒れる(フルフラット)ため、ベッドで眠るように睡眠をとれます。寝台列車のような感覚ですね。

離陸前、CAの方が飲み物を勧めてくださいました。ビジネスクラスの扱いは、エコノミーとはひと味もふた味も違います。

19:30 機内食配膳

離陸前にメニューを手渡され、複数の食事を選ぶことができました。飲み物のメニューも別で用意があります。

安定飛行に入ったあと、真っ先に配膳してもらえますが、カットラリーがプラスチックではなく金属製でした。

ステーキのようなものを注文しましたが、十分に火は通っていましたが、今焼いたかのように柔らかでした。一緒に頼んだワインもすこぶる美味でした。

正直、レストランで出てくるような料理と遜色がありません。いつもは機内食を食べないことが多いのですが、今回ばかりは全部いただいてしまいました。

21:10上海浦東空港到着

日本から上海までは、正味飛行時間として、3時間かからない程度の距離にあります。これは、お隣韓国に次いで近いと言えるでしょう。

浦東国際空港は、上海の東端に位置する国際空港で、都市部にある虹橋空港とならんで、日本から中国への玄関口となっています。日本で例えると、成田空港の位置づけですね。

今回、手荷物を預けていなかったため、スイスイ入国審査を抜けて、保安検査所の外までたどり着きました。

21:30 問題発生

無事に中国へと入国できたのはよかったのですが、ここで問題が発生しました。

なんと、空港のATMでクレジットカードが使えない、という非常事態でした。

私が持って行ったクレジットカードは、中国での通用率がゼロに等しいAMEXと、JCB、そしてVISAカードのみ。

銀聯カードは作るのを忘れました。

AMEXとJCBは半分あきらめていたので、エポスカード(VISA)で何機か試してみたのですが、相性が悪いのか受け付けてくれません。

「いやあ、こんなことってあるんですね、ハッハッハッ!」

……などと笑っている場合ではありません。中国着いた時点で手持ち通貨0元。これって状況的にかなりマズイですよね。

とりあえず、非常資金として手元にあった千円札2枚を両替することにしました。それにしても浦東の両替所、手数料が泣きたくなるくらい高いです。1回につき50元だそうです。ほぼ1.000円ですよ。

改めて、中国旅行には銀聯カードが必須だと学習した瞬間でした。日本で発行する銀聯カードは、基本的にショッピング専用でATMでの現金調達に向きませんが、持っているだけで決済できる店舗が大部分なので、そもそも現金を調達する必要がないのです。

このときの経験が、私の危険回避意識の向上に役立ったことは言うまでもありません。記事も一つできちゃいました。

関連記事:【注意】これって危険?海外旅行でやってはいけないこと15選。

22:00 バスで上海南駅へと

後ろ向きになっても仕方がないので、現状をまとめましょう。中国の空港で手持ち50元(約1,000円)。スマホの充電は50%程度。多少酔っぱらっていますが、頭はまだ働きます。腹も膨れています。

この状況でバスがなくなってしまったら、それこそ手詰まりです。状況的にかなり厳しいですが、ひとまず手持ちのお金でホテルまで行ってみようと決めました。上海南駅から徒歩10分の距離です。地方へのターミナル駅なら、他にもATMがあるかもしれません。

上海南駅までは、7番バス乗り場からバスが出ています。20元でとりあえず市内まで移動が可能です。

支払いは入口ではなく、バス車内で行います。出発後、運転手とは別に、乗務員が順番に回ってきてくれますので、自分の番になったら、笑顔で「Shanghai naan jiang!」と告げましょう。不安でも笑顔。これ大事です。

空港から乗ってくる時点で外国人と思われるはずなので、相手の目を見て、はっきり言えば察してくれます。

不安なら、停留所あたりでメモを取っておき、車内で渡しましょう。

浦東空港から市内へのアクセスは、ANAのホームページに詳しく掲載されています。

浦東国際空港からの交通アクセス - ANA

23:00 上海南駅到着

無事に上海南駅へと着きました。無事に、とは書きましたが、状況はまったく好転していません。真夜中の見知らぬ中国の駅で所持金30元(約600円)。罰ゲームでしょうか。

ホテルの予約はアゴダで済ませていたので、支払いはないはずですが、明日以降の日程を考えると、本日中の資金調達は不可避です。上海南駅でATMを探すことにしました。

この時点でスマホの充電残り4割ほど。

翌日に続きます。

次のお話:【中国】上海から紹興へとローカル列車で行ってきたお話【2日目】。魯迅のふるさと紹興は水と石畳の古都だった。

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