シンガポール マレーシア 旅日記

【2日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。橋を渡ればよその国。

投稿日:2019/03/17 更新日:

クアラルンプールからシンガポールへの陸路移動2日目です。

今日は、実際に国境を越えてシンガポールへと移動します。

私の中でのシンガポールは、B級グルメの宝庫です。

ここまでまともなものを食べてこなかったので、期待におなかが空いてきました。

関連記事:【1日目・マレーシア】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。JBSentralまでの長い一日。

目次

旅日記2日目

日付:2019/01/12

出発地:ジョホールバル郊外

経由地:Woodlands国境地帯

到着地:ゲイラン

見どころ:マレーシアからシンガポールへとバスでの国境越え

ひとこと:マレーシアとシンガポール、ホテル代の格差に度肝を抜かれました。

※2019/1/16現在  1MYR(マレーシアリンギット) = 26.46JPY(日本円)

※2019/2/22現在 1SGD(シンガポールドル) = 81.96JPY(日本円)

旅の軌跡

09:30 起床

日本は真冬の2019年1月ですが、マレーシアはピーカン晴れの真夏日です。

ウォーターフロントのホテルだけあって、向こう岸にシンガポールが見えました。

小腹がすいたので、隣のモールに立ち寄りましたが、食事をとれるところが限られていました。

場所が悪いからか、閑散としており、開発途中で打ち捨てられたような雰囲気が漂っています。

フェリーターミナルとしての機能は生きているようです。

ここにもありました、XPAX。

海の玄関口にSIMカード売り場があるのは心強いですね。

関連記事:【マレーシア】現地購入に挑戦。クアラルンプール国際空港での、お安いSIMカードの買い方。

着いた時間が遅かったのでわかりませんでしたが、真っ白な外壁の巨大なホテルでした。

これで一部屋4,000円以下なら、ずいぶんと安いものです。

参考:ベルジャヤ ウォーターフロント ホテル (Berjaya Waterfront Hotel)

11:00 JBSentral駅へと出発

海の向こうにシンガポールの街並みが広がっています。

国境都市ならではの風景です。

ホテルから一区画離れたところに、小規模な食堂群があったので、朝ご飯にしました。

ミーゴレンをいただきました。

ナシゴレンと並ぶ、マレーシアの国民食です。

トラベルグルメレーティング【#010】ベルジャヤオーシャンフロントホテル近隣のローカル食堂群で食べたミーゴレン(2019/1/12)

  • 味:★★★ 普通過ぎて書くことがない
  • 安さ:★★★★
  • 量:★★★
  • ローカル度:★★★★
  • 衛生度:★★ 周りがひたすら暑いのでちょっと心配

総評:★★★

値段:6リンギット(約160円)

場所:ベルジャヤオーシャンフロントホテルから、JBSentral駅方面へと歩いて3分

コメント:あまり印象に残らない、ごくごく普通のミーゴレンです。

備考:なし

JBSentral駅までは、直線距離でおよそ3kmです。

歩けない距離ではないのと、昨晩、タクシーの交渉が面倒だったので、海岸線をひたすら歩いて向かうことにしました。

日差しが強いので、地味につらい散歩です。

海岸通りのKFC付近で、運よくバス停を発見したので、待つことにしました。

【JBSENTRAL】と書いてあるので、安心して乗れます。

いくらかまでは書いていませんでしたが、タクシーより高いことはないでしょう。

1リンギット札を、数枚握って待機していると、落ち着いて乗れます。

時刻通りにバスが来たので、乗って駅を目指しました。

1リンギットといくらかでしたので、2リンギット渡したら、お釣りをくれる律儀さです。

10分そこそこでJBSentralへ到着です。

資料用に、タクシープールを撮影しておきました。

関連記事:【マレーシア】JBSentral駅から定額制のタクシーに乗る方法。交渉しないで済むのは楽。

11:30 国境地帯Woodlandsへと

あまりイメージがわかないかもしれませんが、マレーシアとシンガポールの国境は、JBSentral駅と直結しています。

WOODLANDSの看板を目印に進めば、シンガポールは目と鼻の先です。

今回は、バスで国境を超えることにしました。

ここはマレーシアなのか?シンガポールなのか?それとも、どちらでもないのか。

位置づけとしては、飛行機で空を飛んでいる間と似たようなものかもしれません。

国境越えの詳しい道順は、別記事にまとめました。

関連記事:【マレーシア】ジョホールバルからシンガポールへとバスでの渡り方。陸路での国境越えは意外と簡単。

12:40 シンガポール入国

マレーシアから入国し、シンガポール側の【Kranji】駅へと到着しました。

バスの番号はCW1です。

バスターミナルを持つ駅なので、ここから市内の様々なポイントへと移動できます。

Geylang地区の安宿を利用することにしたので、最寄り駅まで移動します。

シンガポールに入国するなり、交通費が跳ね上がりました。

シンガポール郊外の工業地帯です。

あまり表には出てこない街並みだと感じました。

 

電車を乗り継いで、Kallang駅に到着です。

ここから、ホテルを目指します。

駅構内にセブンイレブンがあったので、交通カードを買っておきました。

これ一枚で、シンガポール市内の交通手段が手に入ります。

関連記事:【シンガポール】交通カード【Ez-Link】の買い方と、活用方法。シンガポールでバスを使うなら必需品。

Kallangは、Geylang地区の外れに位置しています。

安宿で有名な地域です。

途中で、はやっていそうなバクテー専門店がありました。

チェックインの後、行ってみようと思います。

14:30 Geylang(ゲイラン)の安宿で一休み

ゲイランは、きらびやかなシンガポールとは、また違った顔を持つ街です。

一言で表すと「シンガポールの下町」です。

閑静な住宅地であるため、寝るための環境は整っています。

日本のシングルホテルと同程度の広さです。

質素なホテルですが、金額的には、マレーシアの4つ星ホテルを上回ります。

窓の外にラグビーコートが広がっていました。

旅人の宿屋【#009】ホテル81 プリンセス (Hotel 81 Princess)

  • アクセス:★★★★ 通りへ出れば、市中心地へのバス停がある他、空港への市バスが近くから出ている
  • 静粛性:★★★★ 住宅地なので静か
  • 清潔度:★★★ 人によっては気になるか?
  • 安さ:★★★★★ シンガポールにしては格安の部類
  • スタッフ:★★★ 普通に親切
  • 設備:★★ 寝るだけのためにあると思ったほうがよい
  • 周辺環境:★★★ 食堂が多数ある他、小規模なスーパーも多い。赤線区域のど真ん中にあるため、要注意。

総評:★★★★

  • 場所:Kallang駅とAljunied駅の中間
  • 対応言語:マレー語、英語
  • 部屋タイプ:ダブル
  • シャワー:あり
  • バスタブ:あり
  • テレビ:あり
  • 冷蔵庫:なし
  • Wifi:あり
  • アメニティ:歯ブラシ、シャンプー
  • 飲料水など:ミネラルウォーター、粉末コーヒー
  • 値段:74ドル程度(約6,000円)
  • コメント:シンガポールのホテルは、軒並み日本と同程度の価格設定です。一室料金と考えると、日本の半額とも言えますが。

参考:ホテル81 プリンセス (Hotel 81 Princess)

昼食をとっていなかったので、先ほど通りで見かけた、バクテー専門店に来ました。

リブやバラ、しっぽや内臓など、肉の部位を選べるようです。

翌日訪問した【梁記】というお店よりも、マニアックな位置づけだと感じました。

関連記事:【シンガポール】おいしい肉骨茶食べ比べ!梁記と松發肉骨茶を食べてみた感想。

しれっと、カエル料理も一緒に並んでいました。

マレー風の漢方風味が強い、本場のバクテーです。

薬膳的な効用が期待できます。

味わいの奥にある、カレー風味が印象的でした。

トラベルグルメレーティング【#011】ゲイラン地区の梁記(LEONG KEE)で本格バクテー(2019/1/12)

  • 味:★★★★ ディープなうまみ。好き嫌いが分かれるかも
  • 安さ:★★★ 地元のホーカーより高め
  • 量:★★★★ お肉ゴロゴロ
  • 健康度:★★★★★ 薬膳風味で体によさそう
  • 本格度:★★★★★ 日本では中々お目にかかれない黒く濁ったスパイシーなスープ

総評:★★★★

値段:7シンガポールドル(約560円)

場所:ゲイランLorong11、バス停(Opp Mohd Salleh Mque)の向かい側

営業時間:11:30 - 01:30(年中無休)

コメント:少々マニアックな風味の本格バクテーが味わえます。

備考:アルコール類は隣のカウンターで買います。離れの店内に保管してあるようなので、注文後、そちらへと誘導されます。

19:00 シンガポール中心街へと向かう

食事のあとは、疲れとアルコールで、一眠りしていました。

起きたころには、日が沈みかけていました。

シンガポールの暑さは、年中容赦がないので、日が落ちてから活動を始めたほうが楽です。

心なしか、昼間より人気があるようです。

ゲイランの雑然とした街並みは、シンガポールのもう一つの顔です。

夕立がやってきたので、路地裏の軒下で、しばらく雨止みを待ちました。

20:40 Lau Pa sat(ラオパサ)フードコート脇のサテー通りで、焼き鳥ざんまい

シンガポールの食文化は、屋台料理がメインと言われています。

今回は、サテー(マレー焼き鳥)が食べたくなったので、サテー通りなる一帯を目指しました。

サテー通りは【Lau Pa satフードコート】の脇にあります。

オフィスビルに囲まれたフードコートで、きれいですが、若干お高めの値段設定です。

夕方になると、道路を封鎖して、そこかしらで焼き鳥の煙が立ち上ります。

ちょうど雨も上がったので、お店の人々が、テーブルと椅子を拭いて回っていました。

もうもうと煙が立ち込めています。

アルコール類は、フードコートの中にしか売っていないので、先に買ってから席へと向かったほうがいいです。

1人なら、20本も頼めば、それなりにおなかが膨れます。

トラベルグルメレーティング【#011】Lau Pa satフードコート隣のサテー通り(2019/1/12)

  • 味:★★★★
  • 安さ:★★★★★ 1本70セントは安い
  • 量:★★★
  • 親切度:★★★★★ 観光客慣れしているのか、愛想がよくて親切
  • 名物度:★★★★ 通り中、サテーの煙で充満する様子は必見

総評:★★★★

値段:1本0.7シンガポールドル(約60円)

場所:Lau Pa satフードコート隣のサテー通り

コメント:おおむね、相場は似たようなものだと思いますが、19番のストールでは、チキンもビーフも、1本0.7ドルでした。20本頼んで14ドル(1,100円強)なら、立地を考えると、安めの値段設定です。

備考:雨上がりで混んでいなかったのもありますが、店員のお兄さんが、しきりに話相手をしてくれたので、楽しめました。

 

21:30 腹ごなしにチャイナタウンのフードコートまでお散歩

このままホテルへ帰るのもなんなので、フードコートをハシゴすることにしました。

お隣チャイナタウンには、ホーカー(※)の有名どころがあります。

※ホーカー…屋台が集まってできたフードコートの総称。

途中、こんなおしゃれなレストランらしき建物が。

途中に別のフードコートがありましたが、こちらは閉まっていました。

チャイナタウン近くの小高い丘では、白人向けのバーが目立ちました。

チャイナタウンのホーカーといえば、Maxwellは外せないでしょう。

すでに21時を回っていましたが、それなりに人がいます。

有名どころの天天海南鶏飯です。

この時間は閉まっていました。

Old Nyonyaという、いかにも伝統料理な雰囲気のストールを選びました。

ニョニャとは、中華系移民と、マレー人との間にできた子孫のことだそうです。

衛生ランクは、堂々のA。

中々見ないです。

ラクサが名物ですが、今回はカレーチキン定食にしました。

値段は変わりませんが、ごはん抜きにしてもらえます。

トラベルグルメレーティング【#012】Maxwell Foodcentreのカレーチキンスープ(2019/1/12)

  • 味:★★★★★ ココナッツスープの深いコクに病みつきになる
  • 安さ:★★★★★ ごはんつきで4.5ドルなら毎日でも食べたい
  • 量:★★★★★ お肉多め
  • 名物度:★★★★ シンガポールへ来たのであればニョニャ料理は口にしたい
  • 衛生度:★★★★ Aランクは珍しいが、あくまでフードコートなのを忘れずに

総評:★★★★★

値段:4.5シンガポールドル(約360円)

場所:Maxwell Foodcentre奥側

コメント:お隣天天海南鶏飯に隠れがちですが、個人的には今までのホーカー料理の中で、一番の大当たりでした。リピート確定です。

備考:お酒は反対側通路に、遅くまで営業しているお店があります。

22時を回ると、ほとんどが店じまいをしていました。

シンガポールでは、数年前から、酒類の販売時刻に制限が設けられていますので、それに合わせてのことでしょうか。

健全でよいことです。

小売り、屋台問わず、午後10時半までが販売リミットで、これを超えて販売したり、それ以前に買ったものでも、時間外に公共の場所で飲んだりすると、最大1,000ドル(訳80,000円)の罰金だとか。

バーなど、特別なライセンスのあるお店は、この限りではないようですが、日本にいる感覚で、へべれけで歩いていると、きつめの職務質問が待っていそうです。

参考:What you can or cannot do under the new alcohol law - The Straits Times

振り返ってみて

終わってみると、陸路での国境越えも、空路での国境越えも、手順は同じでした。

おいしいローカルフードにもありつけて、満足度の高い日でした。

シンガポールは物価の高い国ですが、工夫次第で安く観光することもできるので、これからも色々発掘したいところですね。

翌日も、あまりお金を使っていませんので、華美なシンガポール観光をイメージしている方には、少し物足りないかもしれません。

関連記事:【3日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。シンガポールでも安く観光しようと思えばできる。

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