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ビジネスクラスの欠点について、あえて語ります。値段の高さ以外のデメリット4選。

投稿日:2019/03/25 更新日:

飛行機に乗ったことのある人なら、一度は聞いたことのある「ビジネスクラス」。

実際に検索してみると、目を疑うほど高い。はたして、それほどの価値があるのか、気になっている方も多いでしょう。

この記事では、私自身の体験を基に、ビジネスクラスの欠点について、あえて語ってみました。

旅行業界のセールストークとは、また違った目線で、ビジネスクラスについて考えることができるでしょう。

目次

ビジネスクラスに乗ってわかったデメリット

一般的にメリットのみ語られるビジネスクラスですが、この記事ではデメリットばかり集めてみました。

「高い」は当たり前なので、それ以外の部分についてです。

機内食が重すぎる

ビジネスクラスの食事は、豪華です。

前菜、主菜、主食、デザートといった構成で、至れり尽くせりのコース料理を、空の上で味わえます。

立派な食事の摂れる、ビジネスラウンジを利用できるのだから、そこでおなかを満たせばいいのに、機内で更に数品出てくるので、どう考えても重いです。

また、機内食が終わると、夜はすぐに減光となるのですが、素直に寝転ぶと、胃がもたれます。

というか、食べてすぐに寝ると、はっきり言って、太ります。

機内食で胃がもたれて、あるいは、カロリーオーバーを気にして、旅行先で楽しみにしていたグルメを堪能できないのは、本末転倒です。

旅行中は、胃袋に限界があることを知りましょう。

タイミングで言えば、食事はラウンジで済ませたほうが、体にはいいです。

機内だと、動けない状態で食事を詰め込むので、カロリーの発散ができないためです。

食事はフライト前に摂るのが合理的です。

デルタAMEXゴールドカードを持っていれば、20近くのエアラインで、上級会員扱いを受けられます。

ビジネスクラスの航空券を無理して取得するよりは、年会費を3万円ほど払って、機内以外の場所(地上)でのサービスを選択するのがいいかもしれません。

関連記事:作ってたくさん使うだけでゴールドメダリオン。デルタスカイマイルAMEXゴールドカードを持つメリットについて。

デルタ航空利用時限定ですが、ラウンジ利用にはこんなカードもありました。

関連記事:【2020年3月】デルタ航空発着便が羽田へ移管予定。せっかくなので、エコノミークラスでデルタ航空のラウンジを利用する方法を紹介します。

豪華な機内食もレストランには勝てない

上に続いて、機内食のお話です。

前述しましたが、ビジネスクラスの機内食は、エコノミークラスと比べて、圧倒的な質・量を誇ります。

食器も暖かく、地上のレストランで食事をしているかのような錯覚に陥るでしょう。

しかし、やはり、本来のレストランにはかないません。

日本では、1人1万円も出せば、かなり豪華なフルコースをいただけます。ランチなら半値以下でしょう。

一方、エコノミークラスからビジネスクラスへの運賃幅は、(短距離であっても)1万円を軽く越します。

旅先でも、1万円相当あれば、いいレストランに行けてしまいます。

本当に食事を楽しみたいのであれば、ビジネスクラスで、中途半端に豪華な食事を摂るより、旅先での食事代に充てたほうがいいと思います。

あまり知られていませんが、シンガポールでは、アメリカンエキスプレスゴールドカードに付帯している、ダイニングサービスを利用できるお店があります。

2人で行くと、1人分のコース料金が無料になる、アレのことです。

関連記事:アメリカンエキスプレスゴールドカードの使い方!アメックスを6年使った私が実際に利用している特典まとめ。【AMEX GOLD】

広い座席でもネットカフェ以下の就寝スペース

ビジネスクラスの特徴として、シートピッチの広さを挙げられます。

大の大人が、めいっぱい足を伸ばしても、前の座席まで届きません。

主流はフルフラットシートで、ベッドと同じように、寝転ぶことができ、長距離路線であるほど、旅の疲れを軽減してくれます。

しかし、これも、本来の豪華ホテルにはかないません。

というより、寝るだけであれば、一室10平方メートルの、安ホテルのほうが快適です。

単純なスペースで言えば、ネットカフェにも負けます。就寝場所としては、寝返りが打てる分、ネットカフェのほうが上等かもしれません。

長時間飛ぶのであれば、数万円、数十万円の開きがでますが、海外の高級ホテルでも、そこまでかかるほうが珍しいです。

シンガポールの超高級ホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」ですら、繁忙期以外の土日なら、agodaで5万円もしません。しかも、1部屋価格なので、2人なら単純に半額です。

参考:マリーナ・ベイ・サンズ(シンガポール) - agoda

たしかに、移動時間にぐっすり眠れるのは魅力的ですが、エコノミーでもファーストでも、到着までかかる時間は一緒です。

ビジネスクラスの航空券代に回すなら、高級ホテルを取ったほうが、総合的な旅の満足度が上がりそうです。

参考:世界中のホテル予約を、一気に比較【ホテルズコンバインド】

世話を焼かれすぎて落ち着かない

私としては、これもマイナス評価です。

ビジネスクラスでは、乗務員が常に巡回しており、些細なゴミの片づけや、飲み物のお替りお伺い、到着時刻や到着地の天候について教えてくれたり、何時になったら起こせばいいか、など、ひたすら気を使ってくれます。

それはもう、お屋敷のご主人様にでもなったかのような気分にさせてくれます。

しかし、我々庶民としては、このようなサービスには慣れておらず、恐縮すること請け合いです。

しかも、英語が苦手な人で、外資系のエアアインでも選ぼうものなら、ことあるごとに英語で話しかけられて、かえってストレスが溜まること必至です。

あくまで客側なので、気を遣う必要はないのですが、それでも気を遣うのが日本人でしょう。

どちらかというと、機内ではそっとしておいてほしい、というあなたには、エコノミークラスをおススメします。

「外資系のCAさんと、堂々と渡り合いたい!」という向上心の強いあなたは、勉強して自身をつけてください。

最近は英会話教室に行かなくても、安くて効果的な勉強方法があります。

関連記事:旅行に使える英会話。色々試した私が、初心者向けにスタディサプリをおススメする理由。

参考:【無料体験】スタディサプリ ENGLISH

ビジネスクラスは全体的にサービス過剰だと思う

ビジネスクラスで提供されるサービスは、素晴らしいものがあり、一度乗れば感動を味わうことができるでしょう。

ただし、優先カウンターや優先搭乗、ラウンジでの飲食、機内のアメニティなど、元々は、あってもなくても差支えのないものです。

すべてに人件費がかかっており、材料費がかかっています。

そして、これらのコストは、チケットを購入した顧客側に跳ね返っているので、手放しで喜べません。

それに、新幹線や特急と違って、追加料金を払ったところで、早く目的地まで着くわけでもないです。

個人的には、サービス過剰はファーストクラスにとどめて、ビジネスクラスは、もう少し簡素にしてほしいところです。

その分、値段を適正にしてもらえれば、もう少し、庶民の手にも届きやすくなるのではないでしょうか。

もっとも、手が届きやすくなってくると、今度は、サービスの質に影響しそうですが。

無償でアップグレードされるのであれば、これほど嬉しいことはないのですけどね。

関連記事:デルタ航空でビジネスクラスにインボラアップグレードされたお話。ゴールドメダリオンの影響?

エコノミークラスで安くチケットを取るのであれば、サプライスというサイトがおススメです。

不定期にセールを開催しており、クーポンコードの入力で、他サイトの底値を突き放すポテンシャルがあります。

新しめのサイトですが、HISの系列だけあって、使いやすいサイトデザインです。

クーポンコードは、メールマガジンや、LINEのメッセージから取得できますので、メルマガの登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?

参考:航空券予約 サプライス


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