シンガポール 旅日記

【3日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。シンガポールでも安く観光しようと思えばできる。

投稿日:2019/04/14 更新日:

クアラルンプールから陸路でシンガポールへと入国し、延べ3日目です。

物価の高いイメージがあり、実際に日本よりも高いところは高い、シンガポールという国ですが、交通費や屋台飯などは、比較的お安いです。

更に、無料の国立博物館や、噴水ショーがあるので、お金を出さなくても、数日は退屈しないでしょう。

そんなシンガポール市内を歩き回った1日です。

関連記事:【2日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。橋を渡ればよその国。

目次

旅日記3日目

日付:2019/01/13

出発地:ゲイラン

到着地:シンガポール市内滞在

見どころ:シンガポール国立博物館、マリーナ・ベイ・サンズのウォーターショー

ひとこと:熱帯地方での観光は、体力とよく相談してから。

※2019/2/22現在 1SGD(シンガポールドル) = 81.96JPY(日本円)

旅の軌跡

08:30 起床

今日も今日とて快晴のシンガポールです。

ホテルの外に広がるコートから響く、ラグビーの練習音で目が覚めました。

夜は雑然とした感じのゲイランも、朝は静かです。

昨夜の暴飲暴食がたたって、少しおなかが重いですが、朝食をとりに、市内中心部へと向かうことにしました。

ホテルのある路地から、一つ表通りに出ると、市中心へと向かうバスが走っています。

シンガポールのバスは2階建てのものが多いので、観光にはうってつけです。

料金が距離制で、観光客にとってわかりづらいので、EZ-Linkカードは、ほぼ必須です。

関連記事:【シンガポール】交通カード【Ez-Link】の買い方と、活用方法。シンガポールでバスを使うなら必需品。

シンガポールの2階建てのバスに乗っていると、視点が高くて楽しいです。

バスに乗っていると、以前、何かで見たことのあるお店が見えてきました。

松發(ソンファ)バクテーです。

昨日に続いてバクテーですが、食べ比べもいいと思い、バスの停車ボタンを押しました。

関連記事:【シンガポール】おいしい肉骨茶食べ比べ!梁記と松發肉骨茶を食べてみた感想。

Clarke Quay Stn(クラーク・キー)で下車すると、目の前にあります。

この時点で、9時半前でしたが、営業していない様子。

かと思いきや、離れは営業中のようで、すでに満員の様相を呈していました。

人気店だけあって、おそろしいことです。

一食7.3ドル(600円弱)から。

やはり、人気店だけあって、強気の値段設定ですが、路面店なら、これくらいするのがシンガポールです。

席を待っている間、お店の前でメニューを選びます。

店内では、皆さん忙しく動き回っていました。

テーブルに座ると、どの部位がいいか、ライスはつけるか、などと聞かれます。

リブの小さいサイズで、このくらいです。

昨日食した、梁記のバクテーとは、系統が違うようで、中華スープのような味わいでした。

こちらのほうが、人を選ばず、素直においしいと言えるでしょう。

トラベルグルメレーティング【#013】松發肉骨茶(SONG FA BAK KUT TEH)の中華風バクテー(2019/1/13)

  • 味:★★★★★ 名店だけあって素直においしい
  • 安さ:★★ ライスも頼むとほぼ10シンガポールドル(約800円)
  • 量:★★★★ 肉が大きいのと、スープが減ったら追加してくれるのがありがたい
  • 安心感:★★★★ 誰が食とべてもおいしいといえるだろう
  • スピード:★★★ 提供速度は悪くないがいかんせん朝から混みっぱなし

総評:★★★★

値段:7.3シンガポールドル(600円弱)から

場所:クラーク・キーバス停(Clarke Quay Stn)すぐそば

営業時間:09:00 - 21:15(月曜定休)

コメント:中華風バクテーの専門店。万人受けするおいしさなので、誰と来ても安心です。私としては、ゲイランにある【梁記(LEONG KEE)】の漢方風味が好きでした。

備考:サービス料と消費税が別途17%かかります。

09:50 クラーク・キーのほとりで一休み

朝食が終わったので、川のほとりで一休みすることにしました。

クラーク・キーからは遊覧船が出ている他、カラフルな商店街が見ものです。

近くにモバイクが転がっていたので、拝借することにしました。

プリペイドシムカードのSMS認証を使って、事前に登録は済ませています。

使い方は別記事で案内します。

関連記事:【シンガポール】ライドシェアmobikeの登録・利用方法。電話番号とクレジットカードは必須。

10:30 フォートカニング公園を散策

Mobikeをバス停脇の駐輪スペースへと停めて、付近を散策することにしました。

Mobikeは、基本的にどこでも乗り捨て可能ですが、所定の駐輪スペースに止めると、何かしらの特典があるようです。

国立博物館近くの、フォートカニング公園にやってきました。

併設のホテルらしき建物が豪華です。

フォート(fort)、つまり、昔は砦として使われていたのでしょう。

階段が長々と続いているため、午前中の涼しい時間帯でよかったです。

丘の上からは、シンガポールの美しい街並みを見下ろせます。

城塞の一部ですが、現在では結婚式に利用されていました。

さすがに無断撮影がはばかられたのですが、白い建物の内部に、新郎と新婦がいました。

丘を越えると、博物館地帯です。

こちらは戦場跡をテーマにした博物館のようです。

1942年なので、第二次大戦も末期ですね。

太平洋戦争で、日本軍がシンガポールを侵攻した歴史が生々しいです。

避難用の秘密通路として使われていたものです。

戦場跡に咲く花は美しいものです。

カニングフォート公園は、傾斜がきつい上に、敷地も広大なので、歩き回るだけで足がくたびれてきます。

無理せず、休み休みの観光をおススメします。

関連記事:暑い国を旅するときに注意するポイント5つ。

シンガポール国立博物館を観覧

フォートカニング公園の入り口から、山をはさんで向こう側までやってきました。

巨大なパプリカらしきオブジェが見えれば、そこはシンガポール国立博物館の裏手です。

裏口は最上階です。

韓国でもそうでしたが、特に、戦争期に侵略を受けた国は、無料で歴史博物館を運営している傾向があります。

こちらも、定時展示物の観覧は無料でした。

展示スペースは4部屋ほどあり、非常に見ごたえがあります。

日本軍がシンガポールを占領したときのお話です。

シンガポールは「昭南島」と改名されてしまったそうです。

街角には日の丸が翻り、国歌は「君が代」に置き換えられてしまいました。

それでも生きていかなくてはならなかった。皆が生きるために全力を尽くし、明日が昨日よりよくなることを夢見ていた。

7歳からロープ工場で働いていたと書かれているので、徴用工の碑石と思われます。

旅人を続けていると、思わぬところで、思わぬ歴史の陰を垣間見ることができます。

訪れた国の歴史に興味を持たせてもらうたびに、見識が深まっていくのが、旅のいいところです。

シンガポールが、旧日本軍によって陥落する前は、イギリス領だったとか。

次から次へと、人の手による統治が続く世の中、祖国にいながら自治権がない人々は、何を思って生をつないできたのでしょうか。

白亜の建物を背にして、少しだけ心に翳りが落ちたような気がします。

12:30 チキンライスを食べにチャイナタウンのフードコートへ

昨夜も訪れましたが、今一度、名物屋台のチキンライスを食すべく、チャイナタウンを目指しました。

シンガポール国立博物館からは、バスを利用すると、すぐに行けます。

GoogleMapを利用すると、バス停までの経路や、バスの番号まで表示されるのでスムーズです。

ここにもいました、南国名物ドリアン。

同じ臭いものでも、臭豆腐は好きですが、ドリアンの臭みと食感は好きになれません。

青空とアスファルトの灰色の中、街の赤がコントラストとなっています。

中国文化の中では、とにかく赤がよく見られます。

彼らにとって、赤は幸運の色だとか。

南京の玄武湖でも、赤色のリボンがはためいていたことを思い出しました。

パゴダストリートを抜けて、通りに出れば、Maxwellの看板が見えてきます。

Maxwellといえば「天天海南鶏飯」が超有名です。

チキンライスミドルサイズで5ドル。

値上がりしたような気がします。フードコートにしては、やや高めの値段設定。

お店の角を曲がって、外まで続く大行列。

夜とは違って、昼間は大勢の人がいるため、席を取るのも一苦労です。

以前は、よくポケットティッシュで席取りされていましたが、この日はみませんでした。

ヘルシーな胸肉をスチームしたチキンライスです。

日本のフードコートを考えれば、5シンガポールドル(約400円)は安いです。

御殿場のアウトレットモールで見たときは、同じチキンライスでも、倍以上しました。

横浜の中華街にも専門店がありますが、やはり倍以上します。

トラベルグルメレーティング【#013】シンガポールの名物チキンライス屋台、天天海南鶏飯(2019/1/13)

  • 味:★★★★★ 鶏胸肉を、どうやったらここまで柔らかく調理できるのか、何度試してもわからない
  • 安さ:★★★ ホーカーで5ドルは高め
  • 量:★★★ 欲を言えばもう少し野菜が欲しい
  • 名物度:★★★★★ シンガポール随一、文句なしの看板屋台
  • 混雑度:☆☆☆ レストランでもないのにこの混雑度はマイナスポイント

総評:★★★ 若干質が落ちたような気がするものの、名物屋台の味は健在です。

  • 値段:中サイズ5シンガポールドル(約400円)
  • 場所:Maxwell Foodcentre奥側
  • コメント:シンガポールといえばチキンライス。チキンライスの屋台といえば天天海南鶏飯。これを食べにシンガポールまで来てもいいと思います。
  • 備考:スチームかローストを選択できます。

18:30 ホテルで休憩してから市内観光

昨日同様ですが、南国で、日の高いうちは、観光に不向きです。

真夏同様のチャイナタウンをすり抜け、ホテルのあるゲイランまで一度戻ることにしました。

ゲイラン郊外のサテー専門店。

次回は行きたいです。

日が落ち始めたあたりから、活動再開です。

市中へと向かうバス停が、すぐ近くにあるのは、非常に便利です。

ラッフルズホテルの外周部分です。

市庁近くということもあり、シンガポールの中でも物価が飛びぬけて高いです。

City Hall駅の真上にそびえたつ高層ホテル「Swissotel the Stamford」内部です。

1階ロビーには、高級紅茶店のTWGが見えます。

ショッピングモール併設です。

あまり歩き回りたくなかったので、ちらっと見た後、次へ向かうことにしました。

毎日20時になると、マリーナ・ベイ・サンズ正面で、噴水ショーがあるので、行ってみることにしました。

ラッフルズホテル周辺からは、色々な場所へとバスが出ています。

マリーナ・ベイ・サンズは、3棟の超高層ビルから成る、高級ホテルです。

頭に船が乗っているホテルといえば、誰でも知っているでしょう。

ホテル周辺が、一つの街を形作っています。

ショッピングモール内部に水路があるのを初めて見たときは、衝撃的でした。

20:00 噴水ショー「Spectra」を鑑賞

さて、時間は少し早いですが、マリーナ・ベイ・サンズの正面出口へとやってきました。

すでに大勢の人が、鑑賞の席を確保しようと、やってきています。

花火大会のようですね。

マリーナ湾を臨む、いかにもシンガポールな立地です。

ショーが始まると、噴水をスクリーンに、様々な映像が映し出されます。

それに合わせて、バックのマリーナ・ベイ・サンズから、ビカビカとレーザービームが発射されてにぎやかです。とても無料とは思えないクォリティでした。

以前は「Wonder full」というショーでしたが、プログラムが変更となったようです。

今回のBGMは「戦場のメリークリスマス」。

昼間にフォートカニング公園に立ち寄ったからか、第二次世界大戦をテーマとした映画の楽曲が、シンガポールで流れていることは、言い表せないほど、心にさざ波を起こしました。

20:20 マリーナ・ベイ・サンズを散策してホテルへと

スペクトラ自体は、15分ほどで終わります。

時間的にも、オーケストラのショートバージョンを聞いている感じでした。

この後、カジノも行ってみましたが、喫煙可能区域だということで、シンガポールらしからぬスモーキーさに、そそくさと退散しました。

上層階から地階へと、貯まった水が、滝のように落ちてきていました。

シンガポールは水の国ですね。

モールにはもちろん、シンガポール紅茶会のフラッグシップ、TWGの紅茶店が。

色とりどりで楽しいです。

日本だと、横浜ランドマークタワーで見たことがあります。

シンガポールは光と音の国でもありますね。

振り返ってみて

街全体、国全体が観光に力を入れている印象を受けました。

私は、あまり一つの街にに滞在しないタイプですが、シンガポールは、何日滞在しても見どころに事欠きません。

ホテル代さえクリアしてしまえば、日本の都市部はもとより、地方より安価に旅行することも可能なので、興味のあるあなたは、ぜひシンガポールを訪れてみてください。

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