熱帯地方にありがちなことですが、日が落ちた後にはナイトマーケットが開催されます。
単純に、日が落ちた後のほうが涼しいからですが、観光客にとっても、夜の観光資源として重宝します。
ここでは、マラッカのジョンカーストリートで、小さな夜市を訪れた日のことを記事にしました。
ジョンカーストリート(Jonker Street)はマラッカチャイナタウンのメインストリート
広い空と、砦の町マラッカ。
古くから交易都市として栄えた町ですが、2008年に世界遺産として登録されたことで、世界遺産の町として紹介されることが多くなりました。
大航海時代以降、ポルトガルやオランダの支配を受けたからか、カラフルで独特な建築様式が特徴です。
マラッカ探索の起点となる広場から、数十メートル。
こちらがジョンカーストリートの入り口です。
ジョンカーウォーク(Jonker Walk)とも呼ばれるようですが、どちらの表記もありました。
ここから北西方向へと、およそ500mにわたって、メインストリートが展開されています。
今では観光客向けのお土産屋や、雑貨店が多いですが、かつては骨董品の商店街として栄えたそうです。
食事を楽しめる店も多くあるので、おなかがすいたら、とりあえず訪れてみるのもよいでしょう。
ただし、マラッカ全般に言えることですが、ほかの食堂に比べると、現地価格をやや上回っています。
名物チキンライスボールも、この通りで見つかりますよ。
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ジョンカーストリートのナイトマーケットは、金曜日から日曜日まで開催している
さて、昼間のジョンカーストリートは、上で紹介した通りですが、週末の夜になると、このように一変します。
マラッカ中の人が集まるのではないかお思うほど、にぎやかです。
食べ物屋台を中心に、雑貨売りが多いです。
品物としては、特筆すべきものはありませんが、あたたかな光に満ちた通りを歩くだけで、心が高鳴ります。
異国の夏祭りにやってきた気分です。
名物輪タクも、手を変え品を変え、華麗にライトアップしてくれます。
ここまで来て、日本文化のデコトラを思い出してしまいました。
昼間よりもゴテゴテしていますが、乗る人いるんでしょうか、これ。
建物の上から見下ろすと、地上の光が星のようです。
赤提灯って、懐かしい思いを呼び起こしてくれますが、どこの文化なのでしょうね。
中国では、赤が縁起のいい色らしいので、中国が起源かな、と思います。
南京でもたくさん見たことですし。
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ジョンカーウォークには、ストリートミュージシャンが、ちらほらいました。
お店の前や、店内にも歌声があふれています。
ここにもありました、チキンライスボールのお店。
A Famosaと書かれた横に「古城」と表記があります。
マラッカで有名なア ファモーサは、古城という意味の砦なのですね。
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通りの中ほどに、小さな公園がありました。
強烈すぎる彫像があったので、ここで一枚写真を撮りました。
マレーシアにおける、ボディービルダーの父だとか。
ジョンカーストリート(Jonker Street)のナイトマーケット営業情報
- 住所:Jalan Hang Jebat, 75200 Melaka, マレーシア
- 定休日:お店による(ナイトマーケットは金~日のみ営業)
- 営業時間:18:00 - 24:00
週末限定のナイトマーケット。予定が合うなら必見です。
ジョンカーストリートは、オランダ広場からすぐ近くであるため、昼間に訪れる方も多いのではないでしょうか?
もちろん、昼間もお土産探しや、カフェ巡りなど、見所がありますが、夜は夜で魅力的です。
赤道付近の暑い国特有ですが、日が落ちた後のほうが、人々が活発に動き回ります。
金曜日から日曜日までの限定開催ですが、滞在期間の都合が合うのであれば、行かない手はないと思います。
私は、よそで食事をとった後に訪れたため、本当に見て回るだけになってしまいましたが。
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マラッカの中心部は、ジョンカーストリートとオランダ広場の周辺に展開されていますので、ホテルをとるのであれば、この近くがよいでしょう。