マレーシアの世界遺産都市マラッカには、プラナカン料理と呼ばれる、中華系のマレー料理が伝わっています。
旅の途中で立ち寄った、おいしくてフレンドリーなレストランについて記事にしました。
目次
マラッカでプラナカン料理を食べるならニョニャ63(Nyonya63)がおいしい!
マラッカのジョンカー通り近くで見つけた、美味しい伝統料理のお店を紹介します。
ニョニャ料理とは、中華系移民の伝統料理のこと
マラッカは、昔から運河と交易の都市として発展してきました。
中華系の移民が、マラッカに定着したのは、15世紀後半からとされます。
ニョニャ料理とは、中華系移民に代々伝わる、民族料理のことです。
現在では、ここマラッカを筆頭に、シンガポールなどにもコミュニティがあります。
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シンガポールチキンライスも、プラナカン料理に入ると思われます。
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ニョニャ料理の専門店ニョニャ63(Nyonya63)では、気軽に移民料理を楽しめる
こちらは、マラッカ随一のにぎやか通りジョンカーウォーク(Jonker Walk)です。
そこから少し離れた路地に、ぽつんとたたずむ一軒家がニョニャ63です。
赤提灯から漏れる光が、一人旅で疲れた体に優しいです。
一見さんには入りづらい外観と裏腹に、店主のおじさんが非常にフレンドリーでした。
聞くと、以前アムステルダムにいたとのこと。
一人で、店内の4人掛けを使わせてもらうにはしのびなかったので、表のテーブルを借りました。
日が落ちた後は、涼しくて快適です。
ウッドデッキでの月見酒は風流でしたが、蚊が飛んでくるのが難点でした。
店内はテーブルの間を広めにとっており、小ぎれいです。
入口付近の席以外に、奥の間と2階がある模様です。
今回の訪問では、タイガービールを2本と、つまみを2品注文して、48リンギット(1,300円弱)でした。
その他の料理も、一軒家の割には良心的で、日本の居酒屋と比べると、よほど安心して飲食できる水準です。
もちろん、マレーシアの物価と照らし合わせても、十分適正ですよ。
参考までに、ビール1本11リンギット(約290円)ですが、コンビニで買っても10リンギット前後なので、かなりフェアな値段を提示してくれます。
クアラルンプールの食堂でぼったくり(疑惑)にあったことを考えると、涙が出そうなほど明朗会計です。
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ニョニャ63のおススメ料理2品
今回頼んだメニューは次の通りです。
屋外で注文したので写真が暗めですが、ご容赦ください。
次は、明るいうちに訪問したいです。
野菜春巻き
Vege Spring Rollというメニュー名で、漢字に直すと、娘惹炸春巻です。
普通の野菜春巻きですが、こんがりカリカリに焼き上げて、中身に餡の入った春巻きとは、また違った食感です。
非常に薄く繊細な皮に包まれており、一口噛めば、パリパリの薄皮が、ふんわりと口内に広がります。
中華餡と違って、中身の水分が少ないためか、最後までサクサク食感を維持したまま楽しめます。
翌朝、ホテルの朝食で春巻きを食べましたが、とても同じ料理とは思えないほどハイレベルでした。
1皿6本で12リンギット(約320円)。
オタオタ
魚のすり身と卵、香辛料を混ぜて焼き上げた、スパイシーな焼き物です。
かまぼこのようなものと言われますが、私感としては、半熟の卵焼きに近いと思いました。見た目はだし巻き卵そのものです。
こちらのお店の味なのか、料理の特色なのか、とにかくスパイシー。いや、ホットです。食べている間、汗が吹き出して止まりませんでした。
唐辛子系の辛さだと思いますが、韓国料理などと比べると、辛味が後を引かないので、極端に辛味に弱くなければ、美味しくいただけるでしょう。
お値段14リンギット(約370円)。
トラベルグルメレーティング【#015】マラッカのプラナカン料理専門店Nyonya63(2019/5/10)
- 味:★★★★★ 素朴でヘルシーながら洗練されている
- 安さ:★★★★ ビール2本につまみ2品で1,000円ちょっと
- 量:★★★★ 付け合わせの野菜が何気に嬉しい
- 名物度:★★★★★ マラッカ来たならニョニャ料理を食べるべきでしょう
- 親切度:★★★★★ シェフ兼店主のKEONGさんはじめ女将さんもスタッフも親切。英語も堪能で、食事後にわざわざ挨拶してくれた
総評:★★★★★ 飛び込みで、これだけ気持ちのいいお店に入れたのは、まさに幸運。次回があれば必ず再訪する
ニョニャ63(Nyonya63)の営業情報
- 営業時間:【ランチ】12:00 - 14:30 【ディナー】18:00 - 21:30
- 定休日:水曜日
- 値段:ビール小瓶11リンギットから、一品料理10リンギット程度から
- 税金、サービス料:込み
- 場所:ババニョニャヘリテージ博物館向かい側
- 住所:NO.63 Jalan Tun Tan Cheng Lock, 75200, Melaka, Malaysia
- 支払い方法:現金、VISA
一見客、一人旅でも安心。素朴な親切さに脱帽でした
翌日、お店の裏手にあるお土産屋さんで、ニョニャ63の看板を見つけました。
経営者が同じなのか、こちらのお土産屋の中から、レストランまで抜けられるようです。
実際に行かなかったので詳細不明ではありますが。
場所は「ババ・ニョニャヘリテージ博物館」の向かい側です。
マラッカ中心部から、非常に近いので、滞在予定の方は、ぜひ行ってみてください。
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ジョンカーストリート付近で夕食を考えているなら、ホテルも近くに取ると楽です。