noad マレーシア 旅グルメ

マラッカに来たならプラナカン料理を食べよう!ニョニャ63(Nyonya63)が想像以上に美味だった。

投稿日:2019/05/17 更新日:

マレーシアの世界遺産都市マラッカには、プラナカン料理と呼ばれる、中華系のマレー料理が伝わっています。

旅の途中で立ち寄った、おいしくてフレンドリーなレストランについて記事にしました。

目次

マラッカでプラナカン料理を食べるならニョニャ63(Nyonya63)がおいしい!

マラッカのジョンカー通り近くで見つけた、美味しい伝統料理のお店を紹介します。

ニョニャ料理とは、中華系移民の伝統料理のこと

マラッカは、昔から運河と交易の都市として発展してきました。

中華系の移民が、マラッカに定着したのは、15世紀後半からとされます。

ニョニャ料理とは、中華系移民に代々伝わる、民族料理のことです。

現在では、ここマラッカを筆頭に、シンガポールなどにもコミュニティがあります。

関連記事:【3日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。シンガポールでも安く観光しようと思えばできる。

シンガポールチキンライスも、プラナカン料理に入ると思われます。

関連記事:横浜中華街のOKINA'S海南鶏飯で、シンガポールチキンライスが食べられる!

ニョニャ料理の専門店ニョニャ63(Nyonya63)では、気軽に移民料理を楽しめる

こちらは、マラッカ随一のにぎやか通りジョンカーウォーク(Jonker Walk)です。

そこから少し離れた路地に、ぽつんとたたずむ一軒家がニョニャ63です。

赤提灯から漏れる光が、一人旅で疲れた体に優しいです。

一見さんには入りづらい外観と裏腹に、店主のおじさんが非常にフレンドリーでした。

聞くと、以前アムステルダムにいたとのこと。

一人で、店内の4人掛けを使わせてもらうにはしのびなかったので、表のテーブルを借りました。

日が落ちた後は、涼しくて快適です。

ウッドデッキでの月見酒は風流でしたが、蚊が飛んでくるのが難点でした。

店内はテーブルの間を広めにとっており、小ぎれいです。

入口付近の席以外に、奥の間と2階がある模様です。

今回の訪問では、タイガービールを2本と、つまみを2品注文して、48リンギット(1,300円弱)でした。

その他の料理も、一軒家の割には良心的で、日本の居酒屋と比べると、よほど安心して飲食できる水準です。

もちろん、マレーシアの物価と照らし合わせても、十分適正ですよ。

参考までに、ビール1本11リンギット(約290円)ですが、コンビニで買っても10リンギット前後なので、かなりフェアな値段を提示してくれます。

クアラルンプールの食堂でぼったくり(疑惑)にあったことを考えると、涙が出そうなほど明朗会計です。

関連記事:【1日目・マレーシア】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。JBSentralまでの長い一日。

ニョニャ63のおススメ料理2品

今回頼んだメニューは次の通りです。

屋外で注文したので写真が暗めですが、ご容赦ください。

次は、明るいうちに訪問したいです。

野菜春巻き

Vege Spring Rollというメニュー名で、漢字に直すと、娘惹炸春巻です。

普通の野菜春巻きですが、こんがりカリカリに焼き上げて、中身に餡の入った春巻きとは、また違った食感です。

非常に薄く繊細な皮に包まれており、一口噛めば、パリパリの薄皮が、ふんわりと口内に広がります。

中華餡と違って、中身の水分が少ないためか、最後までサクサク食感を維持したまま楽しめます。

翌朝、ホテルの朝食で春巻きを食べましたが、とても同じ料理とは思えないほどハイレベルでした。

1皿6本で12リンギット(約320円)。

オタオタ

魚のすり身と卵、香辛料を混ぜて焼き上げた、スパイシーな焼き物です。

かまぼこのようなものと言われますが、私感としては、半熟の卵焼きに近いと思いました。見た目はだし巻き卵そのものです。

こちらのお店の味なのか、料理の特色なのか、とにかくスパイシー。いや、ホットです。食べている間、汗が吹き出して止まりませんでした。

唐辛子系の辛さだと思いますが、韓国料理などと比べると、辛味が後を引かないので、極端に辛味に弱くなければ、美味しくいただけるでしょう。

お値段14リンギット(約370円)。

トラベルグルメレーティング【#015】マラッカのプラナカン料理専門店Nyonya63(2019/5/10)

  • 味:★★★★★ 素朴でヘルシーながら洗練されている
  • 安さ:★★★★ ビール2本につまみ2品で1,000円ちょっと
  • 量:★★★★ 付け合わせの野菜が何気に嬉しい
  • 名物度:★★★★★ マラッカ来たならニョニャ料理を食べるべきでしょう
  • 親切度:★★★★★ シェフ兼店主のKEONGさんはじめ女将さんもスタッフも親切。英語も堪能で、食事後にわざわざ挨拶してくれた

総評:★★★★★ 飛び込みで、これだけ気持ちのいいお店に入れたのは、まさに幸運。次回があれば必ず再訪する

ニョニャ63(Nyonya63)の営業情報

  • 営業時間:【ランチ】12:00 - 14:30 【ディナー】18:00 - 21:30
  • 定休日:水曜日
  • 値段:ビール小瓶11リンギットから、一品料理10リンギット程度から
  • 税金、サービス料:込み
  • 場所:ババニョニャヘリテージ博物館向かい側
  • 住所:NO.63 Jalan Tun Tan Cheng Lock, 75200, Melaka, Malaysia
  • 支払い方法:現金、VISA

一見客、一人旅でも安心。素朴な親切さに脱帽でした

翌日、お店の裏手にあるお土産屋さんで、ニョニャ63の看板を見つけました。

経営者が同じなのか、こちらのお土産屋の中から、レストランまで抜けられるようです。

実際に行かなかったので詳細不明ではありますが。

場所は「ババ・ニョニャヘリテージ博物館」の向かい側です。

マラッカ中心部から、非常に近いので、滞在予定の方は、ぜひ行ってみてください。

関連記事:ババ・ニョニャヘリテージ博物館(Baba And Nyonya Heritage Museum)は、マラッカプラナカン文化の象徴。

ジョンカーストリート付近で夕食を考えているなら、ホテルも近くに取ると楽です。

関連記事:マラッカのホテル プリ メラカ (Hotel Puri Melaka)滞在記。博物館としても楽しめます。

プッシュ通知で購読

-noad, マレーシア, 旅グルメ
-,



Copyright© 知らないどこかを旅したい , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.