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【マレーシア】ジョホールバルからシンガポールへとバスでの渡り方。陸路での国境越えは意外と簡単。

投稿日:2019/02/27 更新日:

ジョホールバルから、シンガポールまで、バスで国境を越えていったときの記録です。

JBSentralの出国審査から、シンガポール側のWoodlandsにて入国審査を終えて、シンガポール観光の足掛かりとなるKranji駅までの道のりを記事にしました。

※2019/1/12時点での情報です。確率は低いかもしれませんが、日本とシンガポールの関係性が変わると、ノービザ越境ができなくなる可能性もありますので、常に最新のビザ情報を確認しましょう。

目次

ジョホールバルの中心JBSentral駅から国境へと進む方法

【JBSentral】駅は、マレーシアとシンガポールの国境に直結しています。

このため、利用者も多いのですが、東京の駅と比べると、人が少ない上に、シンプルな構造をしているので、迷うこともないと思います。

ここでは、JBSentral駅から、マレーシア側のチェックポイントへと進む経路を案内します。

JBSentral駅からWoodlands方面へと出る

JB Sentral駅とWoodlandsは、連絡通路を挟んで隣接しています。

マレーシアは車道優先の街が多いので、まずはJB Sentralに入ってから、落ち着いて入り口を探しましょう。

【Woodlands】の案内に従い進む

Woodlandsは関所のある地名です。

ここから一本橋を通って、シンガポールへと渡ることができます。

マレーシアの出国からシンガポールの入国までの流れ

ここから先は、イミグレーションであるため、写真の撮影が禁止されていました。

空港と同じと考えるとよいでしょう。

ジョホールバルチェックポイントで出国手続き

私は、お昼前にマレーシアを出国しました。

待ち時間も、職員とのやり取りも、ほとんどありませんでしたが、逆側の、シンガポールからマレーシアへと越境する列は、長蛇の列でした。

入り鉄砲となんとやら、というやつでしょうか。

はたまた、時間帯の問題だったのかもしれません。

バスで連絡橋を移動

出国審査を抜けたら、めいめいの方法で国境地帯を抜けます。

鉄道もあるようですが、安価なのはバスです。CW1を利用するといいでしょう。

看板を見る限り、シンガポールドルも利用できるようですが、ここではマレーシアリンギットを利用しましょう。

確実に安いので。

どこの国でもない地帯を、バスが走り抜けます。

飛行機や船で、公海の上を進むのと、似たような感覚です。

一度下車して一つ上のフロアへ向かう

シンガポール側の入国審査場へと到着したら、バスを降りて、一つ上のフロアへと上がります。

バスはお構いなしに行ってしまいますが、路線バス同様、次から次へと来るので、慌てる必要はありません。

また、このあたりから、徐々に空気がピリピリしてきます。

連絡橋の上であっても、ウッドランズチェックポイント内での撮影は禁止されていますので、注意しましょう。

バスの中で写真を撮っているところを見られたら、下車後に呼び止められて、写真を消すよう指示されます。

「他人に送信していないか?」などと聞かれる徹底ぶりです。

リベラルな空気にあてられて、忘れそうになりますが、ここは、社会主義国家のシンガポール。

公権力の強い国で、やみくもに公務員を刺激するような行為は、控えるのが無難です。

入国カードを記入する

回りを見渡しましたが、ボールペンは備え付けられていなかったので、自前で用意しましょう。

乗ってきたバスの番号と、ホテルの住所や連絡先を書く必要があるので、注意が必要です。

入国審査のとき、空白があると、その場で埋めるように指示されます。

私は、うっかりホテル名を書き忘れていたため、審査官の前で書き直しました。

シンガポール入国の列に並んで審査を受ける

空港で入国審査を受けるときと同様です。

皆、スマホなどを手にしていなかったのが印象的でした。

周りをよく見て、浮いた行動を慎んだほうがいいでしょう。

税関で手荷物検査

シンガポールは、ガムや飴玉などの所持に厳しいです。

ここで、はたと気づきましたが、おやつにキャラメルを持ってきていることを思い出しました。

キャラメルはお菓子に入るのか、飴に入るのか。食感を考えてみたら、ガムやグミに分類されてもおかしくありません。

X線検査台の隣に、職員室があったので、素直に現物を差し出したところ、不思議そうな反応をされました。

「これって持ち込めますか?」

「なんだい、これ?タバコ?」

「キャラメルという、飴のようなお菓子なんですが……」

「うーん、まあ、X線通してみて、何も言われなければいいよ!」

といったやり取りがあり、税関も無事にパスしました。

あくまで税関なので、お酒やタバコがなければ、特に呼び止められるようなこともなさそうです。

違法物品や麻薬(※)は論外ですが。

※シンガポール国内への麻薬の持ち込みは、外国人だろうと問答無用で死刑です。自分の手荷物から、常に目を離さないようにしましょう。

関連記事:【注意】これって危険?海外旅行でやってはいけないこと15選。

バス乗り場へ降りてジョホールバルで乗ったものと同じ番号のバスを待つ

マレーシアで乗ったのと、同じ番号のバスに乗りますが(※※)、ここからは、運賃もシンガポール価格になります。

最寄りのKRANJI駅まで1シンガポールドル(80円強)です。

ここでのバスは、お釣りが出ないので、小銭を用意しておいたほうがいいです。

マレーシアとシンガポールとでは、為替レートがまるで違うため、マレーシアの感覚で「お釣りはいらない」などと考えていると、きっと後悔します。

1ドル硬貨、2ドル札の次は5ドル札なので、この場合、お釣りが300円近くになってしまいます。

※2019/1/16現在  1MYR(マレーシアリンギット) = 26.46JPY(日本円)

※2019/2/22現在 1SGD(シンガポールドル) = 81.96JPY(日本円)

※※同じ番号のバスが何本も来ますので、普通の路線バスと同じ感覚で乗ればいいです。必ずしも、入国時と同じ号車に乗る必要はありません。

Kranji駅からバスかMRTで市内へと向かう

Woodlandsからの最寄りMRT駅である、Kranji駅の様子です。

国境からは、物の10分で着きます。

チャンギ国際空港が空の玄関であるなら、こちらは陸の入り口です。

降りた出口から、シンガポールの各地へとバスが出ています。

マレーシアでは、今一つの精度でしたが、シンガポール入国後は、GoogleMapでバスの路線を検索できるようになります。

事前に、海外旅行用のWifiルーターを持っていれば、国境を越えてもネットが利用できますので、安心感が増すでしょう。

参考:海外用格安Wi-Fi<イモトのWiFi>

地下鉄で向かう場合、駅構内の券売機を利用します。

近くにATMがあるので、ここで路銀を調達してもいいでしょう。

クレジットカードがない方は、無料のカードでもいいので、作っておくべきです。

周りには、両替所が見当たりませんでした。

関連記事:エポスカードは「得しかしない」クレジットカード。年会費無料でも海外旅行保険が手厚い!

シンガポール市庁周辺まで行くと、だいたい写真の額くらいかかります。

こちらは、つり銭が出ますが、高額紙幣は使えないので注意が必要です。

1回用のチケットですが、最大6回までリチャージしながら利用できます。

地下鉄の乗り方は、日本と似ています。

路線が少ない分、東京よりも数段楽でしょう。

現在地と前後の駅が光る、最新鋭のMRTです。韓国の地下鉄をほうふつとさせます。

有名な話ですが、シンガポールの電車内では、飲食禁止、危険物搬入禁止、ドリアン持ち込み禁止(!)です。

真水を飲むのもご法度となるそうなので、シンガポールのルールに則って行動しましょう。

適当な駅でコンビニを見つけたら、交通カードを買ってしまうといい

前の写真にもありますが、シンガポールでの地下鉄乗車券は、紙のカード式です。

3回~6回利用すると、少しずつ運賃が還元されるシステムですが、そこまで頻繁に利用するのであれば、交通カードを買ってしまったほうが、はるかに楽です。

駅構内のセブンイレブンなどで売っています。

買い方は簡単で、日本でタバコでも買う感覚で「Do you have a EZ-link card?」とでも聞けば、普通に出してくれます。

私がEZ-linkカードを買ったときは、10シンガポールドル(800円強)でした。

内訳ですが、5ドルがデポジットで、残り5ドルは運賃としてチャージ済みです。

すぐに利用できるわけですが、駅構内には、チャージャーも併設されていますので、MRTやバスを、メインの交通手段として考えているのであれば、いくらかチャージしておくとよいでしょう。

シンガポール市バスは、比較的細かく運賃が設定されているうえに、現金での乗り換えにコツがいります。

交通カードがあれば、運賃の変動や、小銭の用意を気にしなくて済みます。

乗降車時のタッチを忘れなければ、自動で乗り換え運賃が適用されて、交通費が安くなりますので、利用しない手はありません。

関連記事:【シンガポール】交通カード【Ez-Link】の買い方と、活用方法。シンガポールでバスを使うなら必需品。

近くても国境は国境なので気を引き締めること

アクセス的にも、実際の流れとしても、陸路での国境越えは、飛行機でのそれと、大差がありませんでした。

それでも、国境は国境です。入国審査では、それなりに詳しく聞かれますし、撮影禁止区域などもあります。

感覚としては、日本から直接シンガポールへと向井よりも、厳しいと思いました。

特に、スマホはいじらないほうがいいかもしれません。

前述の通り、撮影していると誤解された日には、別室送りとなる可能性もでてきます。

ただでさえ、マレーシアからシンガポールへの国境に、日本国籍の旅行者が一人というシチュエーションは、あまり一般的ではないはずですので。

振る舞いに迷ったら、周囲を見渡して、同じように行動しましょう。

回りには、一人も日本人がいませんでしたので、彼らに溶け込むのは難しいですが、おとなしくしていれば浮くこともないでしょう。

郷に入っては郷に従え、ローマにありてはローマ人がごとくふるまえ。

旅先でのトラブルを避けるためのおまじないです。

関連記事:【3日目・シンガポール】クアラルンプールからシンガポールまで国境を越えて。シンガポールでも安く観光しようと思えばできる。

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