セキュリポなる旅行用ウエストポーチがあるとの話を聞いたので、手に入れて利用したところ、大部分満足できたのでレビューします。
防水性の検証から実際の利用方法まで、いくつかの角度で利用価値を探ってみました。
全体的に、ミニマリストの好きそうな製品に仕上がっています。毎回、旅行用カバンが重たくて困っている!という方も、一度目を通してみてはいかがでしょうか?考え方が変わるかもしれません。
※2018/10/2現在、セキュリポはamazonで購入できます。
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目次
旅のお供にセキュリポは買いだと思う
結論:セキュリポは旅のお供におススメ。バッグというより、服のポケットを多機能に拡張してくれるようなもの。
総評:旅人の悩みをよくわかっている商品で、持っていて損はない。次の旅にも持っていくでしょう。
セキュリポは熱帯・東南アジアの旅行に向いている
セキュリポは、一般的なウエストポーチとは異なり、海外旅行に特化した性質を持っています。
とにかく水に強い!
海外、特に熱帯地方に近づくにつれて、気候の変化は急激になっていきます。
東南アジアなどは、たとえとして「バケツをひっくり返したような雨」が間欠的に降ることで有名です。
セキュリポの売りは、水に強い素材を使っているということなので、予行演習として耐水実験をしてみることにしました。
レシートをポーチの中に入れて、水をかける実験です。
バケツがなかったので、洗面器をひっくり返してみました。
いうまでもなくビショビショですが、中身は無事でしょうか?
表面の収納部を利用しましたが、洗面器1杯分程度の水量ではびくともしません。
これは充分実用に足るのではないでしょうか。
今度は内部ポケットの検証です。
調子に乗って、洗面器につけてみました。
スイムウェアにも使われる素材とのことで、水にプカプカ浮きます。
結果、さすがに水につかるとしみ込んでくるようです。
これがうまくいけば、ビーチで泳ぐときの貴重品管理が楽になると思ったのですが。
そこまで求めるのは酷かもしれませんね。
内部には若干の水滴が入り込んでいました。
ジッパー部分から雨漏りするようなイメージです。
ともあれ、全体的な防水性能はかなり高いと言えるでしょう。
普通の雨や、一時的なスコール程度であれば、十分にしのぎきることができます。
本当に濡れては困るものは、ビニールなどに包んだ上で収納すれば、更に信頼性が増すでしょう。
防犯機能がありがたい
セキュリポの売りとして、スキミング防止機能があります。
スキミングとは、簡単に言うと、クレジットカードなどの情報を盗み取って、そっくり偽造してしまう犯罪のことです。
ポピュラーな手口は、カード決済端末やATMなどに、スキミング用の機械が装着されており、カードを通した際に情報を抜き取ってしまう方法です。
このような手法に対しては、目視で注意ができるのでよいのですが、厄介なのはRFID(要するに非接触型)対応のスキミングです。
直接カードに触れなくても情報が筒抜けとなってしまうので、ほぼ防ぎようがないです。
この点セキュリポは、非接触型カードが発する電波をシャットアウトしてくれるため、クレジットカードなどを安心して収納することができます。
また、紐の長いバッグ類と比べて、胴体に密着するポーチタイプは、強引に紐を持っていかれたり、ナイフなどで切り取られる心配が少ないです。
収納量を調節すれば、衣服の下に隠すことができるため、防犯面を追求に適した商品と言えます。
軽くて取り回しが簡単
肩掛けのバッグは、どちらか片方の肩に負荷がかかるため、長時間歩くといつの間にか疲労がたまります。
この点、ウエストポーチは、より体幹に近い位置に装着するので、バッグに比べると疲労感が小さいようでした。
装着の際には、写真のように、片方の骨盤から袈裟懸けに下ろして、パンツ後ろのポケットのあたりに本体がくるようにすると安定します。
内容物を控えめにしておけば、シャツ一枚でも隠せますが、素肌に巻くと汗で傷みそうなので、インナーを着たほうがいいでしょう。
ポケットと違って中身が蒸れない
これは、他のバッグやポーチにも共通するところですが、パンツのポケットなどに携帯や財布を無造作に入れていると、歩いているうちに汗が内容物に伝わります。
暑い国を歩いているとこれが顕著で、お札などはほんのり湿ってしまうくらいです。
革財布など、湿気に対してデリケートなものを携帯するのであれば、内外の湿気をシャットアウトしてくれる、セキュリポが最適解かもしれません。
ただし、大きすぎる財布は入らなそうなので、どの道、マネークリップが一番だと思うのですが。
関連記事:ミニマリストが海外旅行でマネークリップを持つべき5つの理由。
今一歩だったところ
セキュリポを利用してみて、おおむね満足でしたが、あえて欠点を上げるのであれば次のようなところです。
限界収納力と実際の収納力にギャップがある
セキュリポですが、本気で物を詰め込むと、上の写真にあるものくらいは入ります。
ジッパーつきのポケットが、内外に2か所あるため、意外と収納量自体は多いです。
ただし、限界まで収納するとパンパンになって見た目が悪いのと、装着部位から徐々にずり落ちてきます。
バンドがゴムなのもしっくりこない原因です。普通に歩く程度ならよいのですが、飛んだり跳ねたり、アクティブに動き回ると、やはりずれます。
ベルト部分は、伸縮性のない素材を使ったほうが、個人的にはありがたいです。
拡張ポケットだと割り切って、本当に肌身離さず持たなくてはならないものだけを入れる、と割り切って運用するのが上手な使い道です。
使っているとジッパー付近が毛羽立ってくる
見出しの通りですが、ジッパー付近の縫製が甘いのか、縫った部分が徐々に毛羽立ってきます。
機能面に問題はないのですが、人によってはチープな印象を持ってしまうかもしれません。
製造費との兼ね合いもあるのでしょうが、機能が秀逸なだけに、もう少し何とかならなかったものかという気持ちにはなりました。
まとめ:貴重品収納ポーチとしてセキュリポは優秀
セキュリポのメリット・デメリット等まとめましたが、私としてはおおむね満足です。
防水性、防犯性を筆頭に、旅慣れた人ほど魅力を感じるのではないでしょうか?
私は長らく肩掛けのバッグをサブバッグに利用していましたが、これからはセキュリポ一つで運用してみます。
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追記、同社より新商品を手に入れたので、レビュー記事を作成しました。