関西国際空港直結のファーストキャビンというカプセルホテルで1泊したときの記録を記事にしました。
実際に泊まってみた感想を書いているので、関西空港に近い宿泊施設を探している方や、ファーストキャビン自体のレビューについて知りたいという方向けの記事です。
目次
関西国際空港周辺では安く宿泊できる施設がない
私事ですが、先日初めて関西国際空港を利用しました。
午前便だったので、空港の近隣で前泊したいと思ったのですが、サウナやカプセルホテルなど、安めに泊まれる宿泊施設がありませんでした。
国内の予約サイトで探すと、比較的高価なホテルばかりヒットします。
もしくはネットカフェと両極端なので、安くてもちゃんと寝たい、という私のケースだとホテル選びに苦労しました。
関西空港敷地内のファーストキャビンというカプセルホテルを利用した感想
色々迷いましたが、今回は立地優先でホテルを選びました。
ファーストキャビン関西空港という、なんと空港敷地内にあるカプセルホテルです。
南海鉄道を降りて右手にまっすぐ進むと案内板があります。所要時間5分程度です。
カプセルホテルというと、男性専用の簡易ホテルと思われがちですが、こちらは女性用のキャビンもあります。
カプセルホテルってちゃんと寝られる?と思うかもしれませんが、個人的な経験でいうと、ドミトリースタイルよりは、カプセルホテルのほうが眠りやすいです。
カーテンだけで仕切られているのと、薄くても壁で仕切られているのとでは、プライベート感がまるで違うからです。
普通のカプセルホテルよりもキャビンは広め
全体的に航空機の客席をイメージしているようで、受付時の接客がCA風でした。
実際のキャビンも広めで、身長170cm後半の筆者が立ち上がっても、天井に着かないくらいの高さです。
大柄な外国人客を想定しているのかもしれません。
普通のカプセルホテルは2段ベッドになっているため、ハシゴの上り下りが気になるのですが、ファーストキャビンは完全に1段ベッドなので、比較的静かに眠ることができます。
夜は静かだけどは人の出入りが気になるかも
ファーストキャビンでは、受付で「とにかく静かに寝るように」念を押されますので、全体的な静粛性は確保されています。
アラームの設定すら許されないくらいです。(チェックイン時に時刻を指定して起こしてもらうことはできる)
しかし、入り口階を通らないと、浴室のある下層階へと行けない構造になっているため、階段付近は深夜まで人の行き来があります。
深夜便の到着などもあるため、日によっては大変うるさく感じるかもしれません。
お風呂は小さめで必要最低限
浴室は簡素で必要最低限です。
シャワーが数基と浴槽が一つなので、家のお風呂を規模だけ大きくしたような感じです。
よくあるサウナ主体のカプセルホテルなどと比べるとがっかりすることでしょう。
空港で寝られる、という点に特化しているホテルなので、風呂場の充実ぶりには目をつむるべきかもしれません。
アメニティをもう少しなんとしてほしかった
寝て起きるには最高のファーストキャビンですが、もう少しサービスを拡充してほしいと思いました。
ファーストキャビンというくらいなら、せめて水くらいは無料でほしかったというのが本音です。
直前に泊まった札幌の安カプセルホテルでも、ウォーターサーバーが置いてあったくらいです。
また、館内着が化学繊維だったのか、着た瞬間に静電気がバチバチ発生するのに閉口しました。
ファーストをうたうには、若干チープな印象がぬぐえません。
普通のカプセルホテルの倍程度の値段設定なのだから、もう少しなんとかしてほしいところですね。
大阪中心部から関西空港までは時間がかかるので午前便を利用するなら空港泊が楽
大阪中心部から関西空港までは、南海鉄道で1時間程度の時間がかかります。
伊丹空港からの乗り換えで向かう場合だと、2時間弱かかるかもしれません。
関西空港の保安検査場は、そこまで混雑しておりませんでしたが、遅くても出航の2時間前までに到着するのが無難です。
空港で寝て、空港で起きた今回の旅ですが、結果的には非常に快適でした。
カプセルホテルの宿泊に抵抗がなければ、関西空港発着の際に利用してみてもいいでしょう。
もう少しホテルの選択肢を広げたい!という場合、空港近隣にも一定数ホテルがありますので、試してみてはいかがでしょうか?
楽天トラベルやじゃらんなどの日系サイトでは、小さめの宿泊施設が出てきませんが、Expediaなど外資系のサイトでは、民泊含めて大小紹介されていますので、安く泊まりたいなら要チェックです。