マレーシアの世界遺産都市マラッカは、静かな町ではありますが、観光名所だけあって、様々なアトラクションがあります。
博物館はその一つです。
この記事では、オランダ広場近くにある、マラッカ海洋博物館についてレビューしました。
マラッカ海洋博物館(Muzium Samudera)が、外見以上に見ごたえ抜群だったのでレビューする
すでにいくつかの記事で紹介しましたが、マラッカは街自体が世界遺産に登録されています。
プラナカン文化と交易都市で有名なマレーシアの都市です。
街自体は小さいものの、多くの観光客が訪れていました。
マラッカ海洋博物館は、古い木造船を改造した博物館
マラッカの中心部は、マラッカ河の河口近くにあります。
そして、そこに鎮座した巨大な船。
初見の感想は「何だこりゃ?」でした。
丘に上がったカッパならぬ、船。
船頭の数が多すぎたのでしょうか。
実はこれ、マラッカ海洋博物館の展示施設なのです。
漢字に直すと「大洋博物館」です。
船の横側に回り込むと、チケット売り場があります。
大人は1人10リンギット(約260円)です。
マレーシア国籍の方は半額ですが、観光税と割り切って、気持ちよく支払うといいでしょう。
日本の鎌倉なんて、寺ごとに入場料取るくらいです。
チケット売り場から、ぐるっと回り込んで、階段を上ります。
冒険心が刺激されますね。
私ことジャーニーですが、子供のころは、無類の冒険小説好きでした。
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真下からみるとこんな感じです。
物語に出てきそうな木造船が、青空に映えます。
船の上から、マラッカ湾が一望できます。
船倉と見張り台と、2つの入り口があります。
メインの展示室は、船倉のほうです。
残念ながら、メインマストには行けませんでした。
まあ、転落する可能性もありますからね。
おそらく見張り台の展示物です。
17世紀の世界地図とのことで、ワクワクが止まりませんでした。
ドラクエ好きな方など、似たような感覚になるかもしれません。
室内は土足禁止です。
メインの展示室は、反対の船室側にあります。
入り口では、有料で音声案内機を貸し出ししています。
「日本語か韓国語はないの?」と聞いたところ、ないとのことだったので、あきらめて英語版を借りました。
英語、あんまり得意じゃないんですよね。
博物館設立の目的が書かれています。
観光客の誘致が目的に入っているなら、もっとアピールすればいいのにな、と思いました。
公式ホームページのアクセス数も、そこまで力を入れているようではありませんでした。
船自体が博物館ということで、上から船内への潜っていく経路になります。
音声案内機を持っていれば、展示物の数字に端末を近づけると、音声案内を聞けます。
リスニング苦手なので、ほとんど聞き取れませんでした。
個人的には、借りなくてもいいんじゃないかな、と思います。
船内は薄暗く、蒸し暑いです。
休めるベンチなどがないため、元気なうちに来るといいでしょう。
展示物は、歴史的な資料を中心としており、外見のインパクトとは別に、かなり硬派です。
古くから交易都市として栄えたマラッカの成り立ちや、度重なる植民地支配の歴史がつづられています。
一通り見て回るのに30分程度です。
敷地内には別館もあり、こちらには、途中で座る場所があります。
歩き疲れたら、船から降りて、ベンチを借りに行くといいでしょう。
全体的に大きめの博物館なので、もう少しこじんまりとした博物館を見るのでしたら、ジョンカー通り近くの、ババ・ニョニャヘリテージ博物館(Baba And Nyonya Heritage Museum)もおススメです。
海洋博物館が、歴史にスポットを当てたものであるのに対し、ババ・ニョニャヘリテージ博物館は、人々の暮らしに焦点を当てています。
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マラッカ海洋博物館(Muzium Samudera)の営業情報
- 住所:Jalan Merdeka, Bandar Hilir, 75000 Melaka, マレーシア
- アクセス:オランダ広場より徒歩5分
- 営業時間:9:00~17:00
- 料金:10リンギット(約260円)
マラッカ海洋博物館は市中心から近く見ごたえじゅうぶん
マラッカに来る人は、だいたいオランダ広場や、時計台付近から観光を始めます。
日中は日差しがきついので、日光を避けるために、屋内の散策をおススメします。
手ごろな値段で、十分な時間楽しむことができますので、足の疲れと相談して、博物館めぐりしてみてはいかがでしょうか?
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マラッカ観光の記事がたまったので、まとめ記事を作りました。