飛行機に乗る前には、オンラインチェックインを済ませておくと、空港での待ち時間が大幅に短縮されます。
ここでは、オンラインチェックインのメリットと、おおまかな手順について解説します。
目次
オンラインチェックインとは、飛行機に乗る手続きをインターネット上で済ませてしまうこと
一般的なイメージだと、飛行機のチェックインは空港のカウンターで行いますが、実はネット上で完結させることもできます。
それが、オンラインチェックインです。
ANAのルールを参考にしてみましょう。
オンラインチェックインとは
事前に座席指定と、必要情報をご登録いただいたお客様が、空港でのお手続きをスムーズにできるサービスです。なお、ご搭乗の24時間前までにご登録が完了しているお客様については、自動でチェックインが完了し、案内メールが送付されます。*一部の幼児をお連れのお客様や、路線によって、ご利用いただけない場合があります。対象者・対象路線などの詳細をご確認ください。
*事前にご登録が完了している場合でもオンラインチェックインをご利用いただけない場合がございます。その際は、空港でのチェックインをご案内するメールが送付されます。
オンラインチェックイン、Webチェックインなどと呼ばれることがありますが、要はインターネットで行うチェックインのことです。
搭乗者情報を登録しておくだけで、勝手にチェックインが終わるので、とてもお手軽ですね。
具体的な手続きの流れは、航空会社ごとに異なりますので、事前に確認しましょう。
経験上、搭乗の数日前に、メールでチェックイン用のリンクが送られてくることが多いです。
特に国際線で、飛行機のオンラインチェックインを利用するメリット
オンラインチェックインは、これから飛行機に乗る人にとって、たくさんのメリットをもたらしてくれます。
主に、時短効果と利便性向上効果があるため、旅慣れた人ほどよく使っています。
航空会社によって、また国や空港によって、利用できない場合があるだけに、使える条件がそろっているなら、必ず使うべきです。
それでは、インターネットでチェックインを済ませるメリットを挙げてみましょう。
激混みのチェックインカウンターに並ばなくてもいい
昔は「搭乗券=チェックインカウンターで発券するもの」でしたが、今は常識が変わりました。
事前に搭乗者の情報を登録しておくと、搭乗の数日前に、QRコード入りのモバイルチケットが配信されますので、これを持っていれば、航空会社に立ち寄る必要がありません。
つまり、あの長蛇の列に並ぶことなく、スイスイと保安検査場に向かうことができるのです。これは素晴らしいメリットだと思います。
パッケージツアーなどでは、よく「遅くても2時間前までにはチェックインカウンターにならんでください!」と言われますよね。
あれって、余裕があるようで、意外とキツキツになることが多いです。
そもそも、空港がいつ混むかなんて、誰にも正確にはわかりません。
「予約とパスポートが合っているか、カウンターで見てもらわないと不安!」
なんて考える方がいらっしゃるかもしれませんが、どの道、予約時点で旅行者情報が間違っていたら、飛行機に乗れませんので同じ話です。
最近の航空会社や、予約サイトなら、情報を登録しておけば、次回以降も同じ情報を使って旅行できますので、間違える心配も少ないです。
私がよく利用している、サプライスという予約サイトでは、1社だけではなく、様々な航空会社の利用に対応していますので、一度利用しておくと、次回以降の旅行にも便利です。
参考:航空券予約 サプライス
チェックインカウンターの役目は、今ではただ一つ、手荷物を預けるためと心得ましょう。
保安検査場の列が少ないうちに並べる
長蛇のチェックインカウンターが意味するものは、同じく長い保安検査の列です。
少し考えればわかりますが、チェックインを終えた人が、一斉に向かうのが保安検査場です。
基本的に、行先が1つしかないのですから、当然混みます。
そして、保安検査場も一人一人の搭乗券やパスポート、荷物をチェックしていますので、物理的に時間がかかるのは仕方がないことです。
チェックインカウンターが混むのは、同じ時間帯にフライトがあるのが原因なので、待てば待つほど人が集まってきます。
その点、オンラインでチェックインが終わっていれば、常時チェックインカウンターの先頭に割り込めるのと同じです。
カウンター前の長蛇の列を横目に、さっさと次に向かうのは快感ですよ。
航空会社の上級会員になれば、専用保安検査場があったりするのですが、なかなかそうはいきませんよね。
関連記事:ANAスーパーフライヤーズカード申込みのタイミングは、プラチナ会員になった直後がいいと思う。【ANASFC】
出国審査場の列を回避できることが多い
ここまで考えると、空港での待ち時間を短縮するためには、初動が大事ということがわかります。
反面、チェックインカウンターに並んでしまうと、その次の保安検査場でも同じように並ぶこととなり、最終的には出国審査場に列ができることもあります。
近年、自動化ゲートや顔認証ゲートが普及したことで、出国に際しては、ほとんど列を見かけることがなくなりましたが、それでも油断は禁物です。
そもそも、外国の空港では、香港など一部を除いて、無人審査を利用できませんので、一刻も早く出国審査に抜けたいところです。
Webチェックインが完了していれば、渋滞回避も容易でしょう。
羽田や成田などの主要空港限定ですが、自動化ゲートの事前登録で回避することも可能です。
関連記事:空港の自動化ゲート利用方法と、登録方法。顔認証ゲートとの違いについて。
搭乗券をなくすことがない
これはうっかりさんにはいい話でしょう。
紙の搭乗券は、印刷物であるがゆえに、なくすと色々面倒なことになります。
その点、QRコードは、オンラインに情報が格納されていますので、紛失リスクがありません。
チケットがないと、ビジネスクラスなどのラウンジが利用できないのではないかと、心配になるかもしれませんが、モバイルチケットにLonge Invitationなどの記載がありますので、問題ありません。
モバイルチケット(QRコード)の使い方は紙の搭乗券とまったく同じ
モバイルチケットを提示するタイミングは、空港によって異なりますが、3~4回程度のことが多いです。
- 保安検査場前
- 保安検査の直前
- ラウンジ
- 搭乗直前
使い方はいたって簡単で、それぞれの場所で、自動読み取り機にQRコードをかざすだけです。
自動読み取り機がない場所では、職員に提示します。
つまり、紙の搭乗券とまったく変わりませんので、変に構える必要はありません。
ANAのホームページで、詳しい手順が解説されています。おおよその航空会社に共通していますので、参考にしてみてください。
参考:ANA国際線の搭乗手続き「オンラインチェックイン」 - ANA
オンラインチェックインを活用するため、身軽に旅行しましょう
ここまでオンラインチェックインのいいところを書きましたが、唯一欠点があります。
国際線の場合、預け手荷物がある人は、カウンターに立ち寄る必要があるところです。
荷物を預ける場合でも、オンラインチェックインを済ませた人専用のレーンがありますが、並ぶ可能性があるのは同じです。
こうなると、オンラインチェックインのメリットを享受できないため、短期の海外旅行なら、身の回りの荷物だけ持っていくといいでしょう。
長期滞在以外で、本当に必要なものは、現地でも調達できるはずです。
関連記事:ミニマリストが持参すべき旅の持ち物。文明圏への5泊6日ならこれだけあれば十分でしょう
空港で役立つ情報記事をまとめましたので、併せて紹介しておきます。