クアラルンプールから、世界遺産とリゾートの街、ペナン島へとアクセスする方法を、実体験をもとに紹介します。
マレーシアで地方体験をしたいあなたは、ぜひご覧ください。
意外と簡単にアクセスできますよ。
クアラルンプールからペナン島まで行くなら、バスとフェリーが楽
ペナン島は、マレーシア国内でもリゾート地として知られています。
首都クアラルンプールからのアクセスも悪くなく、北海岸にはリゾートホテルが立ち並んでおり、国内外から旅行客が訪れるそうです。
中でも、ペナン島の入り口付近には、ジョージタウン(George Town)という街があり、同じくマレーシアのマラッカ共々、世界遺産に登録されています。
関連記事:東西が交わる世界遺産の街。古都マラッカのおススメ観光スポットまとめ。
ここでは、クアラルンプールのバスターミナルであるTBSから、ペナン島への行き方を紹介します。
バスでバタワース(Butterworth)を目指す
陸路でペナン島を目指す場合、まずはペナンセントラルを目指します。
バタワースという地名なのですが、マレーシアでは、主要な都市のバスターミナルや駅を「地名+セントラル」と呼ぶことが多いです。
KLセントラルやJBセントラルなどが有名ですね。
さて、バスでバタワースへと向かう場合、まずはチケットの予約が必要です。
前もって、バス会社のホームページか、総合予約サイトを通じて予約しておきましょう。
もちろん、ネット環境は必須なので、日本で調達しておくと、後で慌てません。
マレーシアの交通機関は、ほとんどの場合、Easybookという予約システムを利用しているので、覚えておくとよいでしょう。
参考:Easybook
ネット予約の際はクレジットカードが必要なので、持っていなければ、1枚作っておきましょう。年会費無料のカードでじゅうぶんです。
関連記事:エポスカードは「得しかしない」クレジットカード。年会費無料でも海外旅行保険が手厚い!
無事にバスのチケットを予約したら、クアラルンプール郊外の、TBSと呼ばれるバスターミナルに向かいます。
マレーシア中のバス会社が乗り入れる、巨大なバスターミナルです。
ここからバタワースまでは、40リンギット(約1,000円)もかかりませんので、かなり気楽に旅立てます。
空港やクアラルンプール市内から、TBSへの行き方は、次の記事を見るとわかります。
関連記事:クアラルンプール国際空港(KLIA)からバスターミナル(TBS)への行き方と施設紹介。
マレーシアの長距離バスは、非常に快適ですが、トイレはついていないと思ったほうがいいです。
バスターミナルの出発層で、事前に済ませておきましょう。
また、途中、イポーという街で停車することがありますので、降りる場所を間違えないことが肝心です。
都度Google Mapで現在地を確認すると安心できます。
フェリーでバタワースからペナン島へと渡る
野を駆け、山を駆け、バスに揺られること4時間ほどで、小さな港町、バタワースに到着します。
バタワース自体は、特段見るものがないようですが、交通の要所としての機能が充実しています。
バスターミナルにフェリーターミナル、電車の駅まで併設されているため、ペナン島を楽しんだあとは、別の街まですぐに向かえます。
ペナンセントラルからペナン島までは、フェリーを利用します。
2階に連結通路がありますので、案内板にそって進み、KFC横の出口から向かいましょう。
フェリーの乗り方は、おそろしく簡単で、予約もなにもいりません。
ただ、ペナンセントラル直結のフェリー乗り場へ向かい、ブースでチケットを買い求めるだけです。
他の行き先もないので、人差し指1本で乗船券を買えます。
自動改札を抜けると、すぐに待合となりますので、フェリーの時刻表を確認して乗り込みましょう。
ものの20分程度で、ペナンまで運んでくれます。
フェリーの時刻表ですが、朝早くから深夜まで、かなりの本数が出ています。
車やオートバイも一緒に乗っていくため、本当に生活の足になっているようです。
お値段1.2リンギット(約30円)と、ほぼバス感覚ですね。
フェリー内部は、このように現地の人々でごったがえしています。
東京のバスや電車よりは、はるかに広々としていますが。
1層と2層に分かれており、階下に降りると、大量の車が控えています。
人は少ないのでゆっくり海を眺めるなら、1階に行ってみるといいでしょう。
向こう岸にペナン島が見えます。
潮風にあたる人々も多くみられました。
フェリーターミナルを降りると、目の前にペナン市街地が広がっていますので、このあたりでホテルを取ると、何かと便利です。
近くには観光名所の桟橋や、現地向けのフードコートがあるので、フェリーターミナル周辺だけでも楽しめます。
なお、ペナン島からマレーシア本土へと戻るときは、乗船券がいりませんので、覚えておきましょう。
クアラルンプールからペナン島まで6時間、1,000円弱
クアラルンプールからペナン島までは、バスとフェリーで一本道なので、比較的アクセスが楽です。
ゆとりをもって出発しても、6時間もあれば、クアラルンプールからペナン島までたどり着ける上に、乗り換えはバスからフェリーの1回だけです。
言葉が通じなかったとしたら、日本のJRのほうが、乗換、乗継だらけでよほど難解です。
長距離の移動手段にかかるコストも安いため、非常にお手軽に旅人気分を満喫できます。
全行程で1,000円もかからないのは、日本の交通費からすると信じられないくらいです。
やはり、旅をするなら交通費が安い国がいいなあ、と感じる旅行でした。
関連記事:ペナンの激安ローカルフードコートで食事してきたお話。Northam Beach Cafeで海辺の夕景とビールを。