今回紹介するのは、マレーシアの国立繊維博物館というところです。
マレーシアの紡績に関する歴史や技術、服飾文化を垣間見ることができます。
プラナカン文化で名高い、ババニョニャファッションも展示されていますので、好きな人にはちょうどいいでしょう。
観覧料が無料の割に、展示物が充実しています。
クアラルンプール市内のアクティビティは、そこそこ値が張りますので、無料の観覧施設を上手に活用したいところですね。
国立繊維博物館は、セントラルマーケットの近くにある、昔ながらの建物を改修した博物館
ここはクアラルンプールの市内バスターミナル、パサール・スニ(Pasar Seni)です。
パサール・スニが地名なのか、はたまたマレー語で中央市場なのかわかりませんでしたが、ともかくセントラルマーケットの最寄バスターミナルです。
電車の駅が併設されており、少し歩くと、地方へと向かう鉄道駅があるため、クアラルンプールでも交通の要所になっています。
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そんなセントラルマーケットの裏手を抜けて、少し歩くと、歴史がかった建物が見えてきます。
建築様式にはあまり詳しくないのですが、コロニアル調とでもいうのでしょうか。
ナショナル・テキスタイル・ミュージアム。
つまるところ、国立生地博物館です。
マレーシアは紡績がさかんなようですね。
以前セントラルマーケットへと立ち寄ったときに、店員のお姉さんが教えてくれた気がします。
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看板を見ると、スタンプラリーのチェックポイントになっているようです。
せっかくだから登録しておけばよかったと思いましたが、それだと、行きたいところに行けないのが悩みどころ。
受付に芳名帳のようなものがあり、名前を書いて入場します。入場料などはありませんので、気楽に立ち寄れます。
国営の博物館は、けっこうな確率で無料開放されており、国が見せたいものが展示してあるので、見ごたえがあるように感じます。
ソウルやシンガポールでも同様でした。
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念のため、受付のおじさんに、写真を撮っていいか聞いたところ「いいよ!」とのことでしたので、遠慮なく撮りまくってきました。
展示室内は、生地の劣化を避けるためか、薄暗く、落ち着いて観覧できます。
私が入場したのは朝の9時ごろだったので、一番乗りだったようです。
時折、このように蝋人形が現れるので、ドキッとします。
というより、そこかしら蝋人形だらけです。
機織機のようですね。
機織道具や、生地の製法などが、細かに展示されており、気合の入りようが伝わってきます。
悲しいかな、少しも人影がいませんでしたが。
静寂が白亜の壁にしみこんでいました。
通路の奥にはコーヒーショップが。
営業時間外だったのか、改修中だったのか、扉はしまっておりました。
中庭が休憩スポットになっており、涼しいです。
中庭の近くにトイレがあるので、一休みするとよいでしょう。
清潔でした。
2階では、プラナカンの服飾文化が展示されていました。
ここへ来る前の日まで、ババニョニャ文化の本場マラッカにいたため、少し懐かしい気持ちになってしまいました。
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1階をぐるっと見て回ると、入り口に戻ってきますが、まだ2階の展示室がありました。
相変わらずお客さんがいないのか、展示量の割にひたすら静かです。
2階の展示室では、蝋人形のかわりにマネキンが迎えてくれました。
奥に座る場所があるので、一休みできます。
マレーシアの民族衣装各種です。
全体的に華やかな色どりが印象的でした。
国立繊維博物館(Muzium Tekstil Negara)の営業情報
クアラルンプール市内の繊維博物館の営業情報です。
Negaraは国立という意味のようですね。
- 住所:26 Jalan Sultan Hishamuddin 50050 Kuala Lumpur
- 電話番号: 03-2694 3457 / 03-2694 3461
- メール:prmuziumtekstilnegara@gmail.com
- 営業時間:9:00 - 18:00
- 定休日:ハリ・ラヤ期間は休館
- 入場料:無料
- 備考:なし
セントラルマーケットが10時からなので、その前に立ち寄ってもいいかも?
地図で見るとわかりますが、国立繊維博物館とセントラルマーケットは、目と鼻の先にあります。
開館後まもなくは、週末でも人があまりいないため、落ち着いて観覧できます。
ゆっくり生地の彩りを楽しんだ後は、実際の市場で、マレーシアの服飾を楽しんでみてはいかがでしょうか?
一度で二度おいしい博物館めぐりになるでしょう。
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マレーシアの観光は、オプショナルツアーを利用すると、日本語ガイドつきで、一気にお手軽になります。