クアラルンプール国際空港でトランジットする場合、空港内で待つか、一度入国するかの選択肢があります。
当記事は、およそ15時間程度のトランジットのために、空港近くのローカルタウンに滞在した記録です。
KLIA敷地内にもトランジットホテルはあるが、高いので隣町のホテルを試してみた
クアラルンプール国際空港は、東西のハブ空港として、重要な位置にあるため、深夜便の発着も多いです。
乗り換え待ちの時間が半日以上もあると、トランジット用にホテルを取る必要がありますよね。
空港の敷地内にある、あるいは近い場所だと、チューンホテルやサマサマエクスプレスなどが有名ですが、外国人価格のため、そこそこのお値段です。
この2つに限って言うと、ターミナルのバス乗り場から、少し行った場所に見えるので、利便性という面では最高です。
参考:サマ サマ エクスプレス KLIA2(エアーサイド トランジット ホテル) (Sama Sama Express klia2 (Airside Transit Hotel))
参考:チューン ホテル KLIA 2 【エアポートトランジットホテル】 (Tune Hotel KLIA2 (Airport Transit Hotel))
せっかく、滞在費の安いマレーシアにきたのであれば、トランジットホテルくらいは安く抑えたいですよね。
ということで、今回、KLIAから電車で一駅先のサラッティンギ(Salak Tinggi)という街のホテルを試してみることにしました。
一駅なので4.4リンギット(約110円)です。
乗り場はプラットフォームBです。
A側に乗ると、問答無用でKLセントラルまで直行ですので、注意が必要です。
関連記事:KLセントラル(KL Sentral)から空港までは、KLIAエクスプレス(KLIA Ekspres)が一番早くて楽。
行き方については、次の記事で紹介していますがKLIAトランジット(KLIA Transit)という、各駅停車の空港列車に乗って一駅です。
クレジットカードも利用できるので、現金の手持ちがなくても安心です。
関連記事:アクセス良好!クアラルンプール国際空港からKLSentralへと、電車とバスでの行き方。
地図だとこの辺です。
本当に、空港間近ですね。
中部国際空港に対する、常滑市のような感じです。
夜のサラッティンギ(Salak Tinggi)のローカル度は、旅慣れていてもビビるかもしれない
電車で数分、サラッティンギ到着です。
こちらは、こ線橋の上からの景色です。
改札を抜けるとこのような感じ。
ロータリーを抜けるとこんな感じ。
周りは冗談抜きに真っ暗です。
とりあえず、ホテルはあるはずなので、とぼとぼ車道を一人歩きます。
並の肝試しより怖いです。
質素な看板ですが、周りの明かりがほとんど消えているため、普通に目立ちます。
「えらいところに来ちゃったな」というのが感想でした。
ホテルのレビューは、別記事を設けました。
関連記事:サラッティンギ(Salak Tinggi)の「ホテル126」(Hotel 126)滞在記。クアラルンプール国際空港の隣町で宿泊したお話。
安い部屋なら、アゴダで1泊1,500円しない程度です。
参考:ホテル 126 (Hotel 126) - agoda
サラッティンギ(Salak Tinggi)の朝は、アメリカ映画に出てきそうな田舎町
朝になると、ホテルの雰囲気も変わったように見えます。
空港へと行かなくてはいけないので、とりあえず市街地に向かってみます。
バス停と思いきや、雨宿りスポットのようです。
お店や民家が、ぽつりぽつりと点在しています。
「俺はこの町で生まれて、いつかはここを出ていくんだ!」が口癖の若者が住んでいそうな町です。
勝手な想像ですが。
5分ほど街の中心部へと歩くと、食堂群がありました。
朝からスパイシーな香りが漂っています。
完全に現地価格ですね。一食100円台で十分収まります。
メニューを手差しで、お札を渡せば普通に伝わります。
たしか【Lontong】を注文したはずです。
とにもかくも暑いです。
衛生面が気になる方は、少し早めに出発して、アウトレットあたりで朝食を取るのもいいでしょう。
関連記事:クアラルンプール国際空港(KLIA)から三井アウトレットパークへと無料シャトルバスでの行き方。
おなかが痛くなったら、旅行傷害保険の付帯しているクレジットカードを作って、日本に帰ってきてから病院に行くといいです。
ただの腹痛かと思いきや、予想もしない病気かもしれませんからね。
関連記事:デルタAMEXゴールドカードの海外旅行保険を請求したお話。日本に帰ってきてから病院に行っても間に合います。
近くにスーパーがあったので、お土産を探してみることにしました。
何の変哲もないクラッカーですが、持って帰ったところ好評でした。
価格は完全にローカル相場です。
食堂群のすぐ向かい側に、バス停がありました。
いまいち見方がわからないのと、料金表示がなかったので不安でしたが、KLIAと書かれているので、乗っていればきっと着くでしょう。
近くに人が待っていたので、一緒に待つことにしました。
現地の人のするようにしていれば、そうそう間違うことはないです。南京での教訓です。
関連記事:【中国】北京から上海まで陸路で。1年ぶりの上海に乾杯。【3日目】
ほどなくバスがやってきました。
いくらか聞くと、いらないとのこと。
後から知ったのですが【PERCUMA】って、無料という意味らしいですね。
15分程度でKLIAまで連れて行ってくれます。
同じ発着場から乗り換えて、アウトレットへも行けるので、利便性が高いです。
クアラルンプール国際空港(KLIA)から三井アウトレットパークへと無料シャトルバスでの行き方。
あえてローカルな雰囲気を味わいたいマニアックなあなたに推奨します
ここまでサラッティンギの紹介でした。
色々と調べてみましたが、この町自体が、空港スタッフのベッドタウンらしいです。
およそ観光客が近寄るような場所でもありませんし、たいして面白いものもありませんが、東南アジアのうらぶれた田舎町を見ていると、旅の風情があってよろしいです。
日本でも似たように打ち捨てられた町なら、地方にたくさんあるのですが。