旅日記

言葉の壁と海外旅行について。英語ができなくても海外に行っていいと思う。

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これから海外旅行に出るあなた、英語は話せますか?

「バッチリ!」という方、「イマイチ……」というあなたも、一歩海外に出れば日本語が使えませんが、英語が使えるとも限りません。

言葉の壁は意外と恐るるに足らない、という思いを記事にしてみました。

英語は世界共通語というより「国際ビジネス共通語」だ

私は個人的に、海外旅行には英語が必要ないと思っています。

理由は次のようなものです。

  • ビジネスではないので。
  • 誰かと魂の交流をするわけではないので。
  • 日本を訪れる外国人も、一部を除いて日本語ができないため。

それでも、最低限英語くらいはできるようにしておきたい……といった声が聞こえてきそうですが、私がこれまで旅してきた国のことを思い出すと、英語が通じない地域がちらほらありました。

ここでいう「英語が通じる」の基準は、中学生レベルの簡単な構文を使って、自分の用件を述べたり、相手の用事を理解できる程度です。

行ってみた国の英語通用率はこんなところだった

韓国:通用率50%

個人的には、日本と似たような水準だと思います。

得意な人は得意、しゃべれない人はからっきしの両極端です。日本と共通しているのは意識の部分で、学生をはじめとしたほとんどの人に、英語が得意になりたいという意識が見えます。

若い人ほど、通じる傾向にありますが、ソウル市内の市場などでは、もしかすると日本語のほうが通じるかもしれません。

中国:通用率10%

これは自分にとっては意外な結果でした。

日本にやってくる中国人観光客は、学もあり英語を操るものですが、現地で地方に行くほど、カタコト英語ですら通じなくなってきます。

上海と紹興を訪れた限りですが、英語が通じたのは空港と海外旅行者向けのユースホステルくらいでした。市内のホテルやレストランでは、すがすがしいほど英語が無価値です。

これは、国土が広く、資源や食料を国内でまかなえることが関係しているのではないかと思います。すべての物資の供給が国内で完結すれば、他国の経済を頼る必要もないですよね。当然、外国語の必要性も少なくなります。

逆に、アメリカ人がわざわざ中国語を習いますか?ということです。

英語通用率の低さから、中国の大国ぶりが垣間見えた旅行でした。

関連記事:【中国】上海から紹興へとローカル列車で行ってきたお話【1日目】。優雅な飛行機旅から急転直下の資金難。

関連記事:

タイ:通用率40%

タイも微妙な通用率でした。

バンコクとパタヤを訪れましたが、私がローカルな地域ばかり好んでいくせいか、英語で話しかけても反応に困った顔をされてしまいました。

パタヤのホテルのフロントは流ちょうな印象でした。欧米系の観光客や移民が多いこともあって、店側も慣れているのでしょうか。

タイの東北地方などから出稼ぎにきた方々には、あまり英語が通じませんでした。平易な英語なら、何とか意思の疎通ができるかもしれません。

ベトナム:通用率60%

随分と前にホーチミンシティを訪れましたが、中心部ではほどほどに通じます。ホテルや町中のバーでも、それなりに安心感がありました。英語のアルファベットが普及していることも影響しているようです。

ただし、バスで郊外へ出かけると、とたんに通じなくなります。観光の際には、英語を過信せず、ホテルのビジネスカードを持ち歩くなど、保険的な行動が必要となります。

マレーシア:通用率80%

マレーシアでは英語が公用語に数えられることから、さすがに通用率が高水準でした。

駅やホテル、町中の食堂や雑貨屋まで、幅広く英語が普及しています。道案内をしてくれた親切な警備員さんも、モスクの案内のマダムも、英語を話していました。交番のおまわりさんは、少し苦手そうにしていました。

シンガポールほどではありませんが、インド、アラブ系の労働者が多いため、彼らには英語が通じないと思ったほうがよいでしょう。もっとも、関わる機会もそうそうないと思いますが。

シンガポール:通用率90%

ここまでくると、アジアの中のアメリカと言えます。

人種が多様過ぎて、英語が最大公約数として機能しています。多国籍企業も多く進出しており、先述したように、「ビジネス共通語」としての英語が普及しているようです。

私程度の英語では、シンガポール人の語学力には太刀打ちできません。相手の顔を見ながらなら何とかなりましたが、ホテルフロントとの電話でのやり取りは辛いものがありました。(私はTOEIC700点ちょっとで、英会話に通っていたことがあります)

通用しない残りの10%は、ベトナムやタイなど、英語の普及していない国からやってきた労働者に当てはまります。

英語を習ってよかったと思うが意外と海外旅行で使うことはない

私はせいぜいアジアから出たことはありませんが、海外で英語を活用できる機会は、思ったよりも少なかったと思います。

それにもかかわらず、英語が世界共通語と呼ばれるのは、英語が世界でもっとも大きな経済力を持った国の言語だからです。

言い換えると、経済がからんでくるビジネスシーン以外では、使わなくても大して困ることはありません。

人間のコミュニケーションは、言語以外による部分が大半を占めるという説もあるそうですが、言葉の通じない国へ行くと、このことがよくわかります。

そして、英語が通じる場所は、英語圏以外では意外と限定的であり、我々が英語圏へと旅立つ機会も、意外と多くないのです。

英語を覚えるのは重要かと思いますが、使う機会がなければ習わなくても問題ないと思います。

何が何でも英語が大事だという人の言葉は、私自身はあまり鵜呑みにしないようにしています。

本当に英語が必要な人は、人口の一部であり、他の大部分は、看板に書かれている英語がわかるレベルであれば、海外旅行くらいはクリアできます。

その英語推し、ポジショントークではありませんか?

それでもコミュケーションの必要がある場合の対策

経験上、言葉の通じない国で、相手とコミュニケーションを取るには、次のような方法があります。

紙とペンを使う

メモ用紙とペンを持って行ってください。発音は一朝一夕でマスターできなくても、アルファベットが通用する国なら、中学英語レベルの単語が生きてきます。

また、中国では漢字の模写が役に立ちます。これは日本人の特権なので、存分に行使してください。世界で漢字を使う国は、中国に日本、韓国ですが、韓国では大学生レベルでも、限られた人しか実用レベルの漢字を使えません。

ホテルではバウチャーをそっと差し出せばよいですし、電車の乗車券を買うときは、あらかじめプリントした行先をメモして渡せば、何の苦もなくチケットを購入できます。

紙に書いたメモは、定型化された意思を伝えるには最高の手段です。相手にとっても、自国語で書かれたメモがあったほうが安心できますので、ぜひ実践してみてください。

スマホの翻訳機能を使う

ビジネスシーンでは格好つきませんが、あなたは今、プレゼンの場にいるわけではありません。使えるものは何でも使って構わないのです。

Googleアプリの翻訳機能を使えば、高確率で意思の疎通が図れます。

日本語から現地語だと、うまく翻訳されないことがあるので、可能なら英語を介して現地語に翻訳するほうがよいです。英語の発音に自信がなければ、【主語+述語】といった、簡単な構文を、はっきりと発音してください。

ただし、この方法には一つ難点があって、基本的にクラウドソースを利用したシステムであるため、ネット回線が不安定な場合、思うように使えないケースがあります。スマホ単体では原則動作しませんので、ご注意ください。

最終手段は笑顔

どうしようか迷ったら笑ってください。韓国のことわざですが、「笑いっ面に唾ははけぬ」という俗談があります。敵意がないもの同士なら、ほほえみでなんとかなります。

言語に壁があっても、種族に壁はありません。むしろ、コミュニケーションの原点に立ち直るよいきっかけです。

犬猫ですら、犬種や猫種(?)を超えて理解しあえるくらいです。人間様にできないわけはないでしょう。喜怒哀楽のシンプルなコミュニケーションができれば十分です。

敵意がないことがお互い確認できれば、そうそう危険な目にあうことはないですよ。

ただし、あからさまに笑顔を浮かべて近づいてくる人に対しては、相手の意図が読めるように一呼吸置きましょう。この辺の危険回避については、別記事にまとめてあります。

関連記事:【注意】これって危険?海外旅行でやってはいけないこと15選。

一人旅に言葉なんていらない

どこかよその国へ行くのに、わざわざその国の言葉をマスターしてから出かける人がいるでしょうか?

言葉と文化の勉強は、価値あるものだと思っていますが、万全の用意をしてから旅に出るには、人生は短すぎます。時には用意や情報が不十分であったとしても、出かけてしまえばなんともなかったりします。

日本であったとしても、一人で旅している最中、誰かに話しかけたりしませんよね?駅員に道を尋ねたり、ホテルでチェックインするときに口を開いたりしますが、基本は無言を貫いているはずです。

国内旅行で人と話さないなら、国外旅行でも同じようにふるまえばよいのです。人様に迷惑をかけない限り、あなたは自由です。

あなたの不安すら、旅のスパイスになります。不安を乗り越えて旅を終えたとき、きっと心の中で何かが変わっていることでしょう。

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