空港と職場が近いと、週末の帰社後を利用して旅行に出やすくなりますよね。
これだけで、週末トラベラーとしては勝ち組であると宣言できるでしょう。
家から空港へ向かうのではなく、職場から空港へ直行する場合、どのような点に注意すればよいのでしょうか?
私の経験から注意点をまとめてみました。
目次
職場が空港の近くにある場合の直行について注意すべき点
服装
私の場合、職場ではスーツですのでそのまま旅行には行けません。
仕事着と旅行用のギャップを埋めるには、どのようにすればよいのでしょうか?
仕事着
職場のドレスコードにもよりますが、普段着OKの職場以外だと、そのまま旅に出られる格好ではありませんよね。
基本的には、仕事着のまま直接旅行へ行くことはできません。
対策としては大きく二通りです。
- 旅行にも使える服装で出社する。
- 着替えを持っていく。
【1】に関しては、旅行先の気候や会社の風土がマッチしていれば、利用しない手はありませんが、自由度が低いです。
だいたいの場合、【2】の対応に汎用性があるでしょう。
いつもの仕事着で、何食わぬ顔で会社へと趣き、退社時間になったらトイレや更衣室で着替えてしまいましょう。
個人用ロッカーがあるならしめたものですが、なければ共用のクロークにつるしておくとよいでしょう。
空港近くの職場からであれば、気温差のある国へと出かける前に、服装調整がしやすいという副効用もあります。
関連記事:真冬の日本から暑い国へ行くときの服装問題について考えてみた。上着は預ける?持っていく?
仕事着の回収は、後日出社してからゆっくり行うか、帰国を出社当日の早朝にしてしまい(いわゆるエクストリーム出社)、これまた何食わぬ顔で、オフィスに残した仕事着に袖を通すという荒業があります。
仕事着をバッグにつめて、旅行先まで持っていくことはおススメしません。かさばりますし、スーツはしわにならないように、トランクを持っていく必要があるため、全体の荷物量が大きくなります。
旅の荷物は最小限を心がけましょう。
靴
革靴、運動靴、作業靴。
仕事で使う靴は色々ありますが、旅に適した靴は、よく履きならしたブーツや運動靴です。
革靴でもよいのですが、数日連続で履くと傷みが早いので、私は避けるようにしています。雨に弱いのもネックですね。
私がよく使う手法は、前述の仕事着と同じパターンですが、家から職場に靴を持っていき、職場に仕事用の靴を残して履き替えてしまうことです。
職場へ靴を持っていく際には、ゴルフバッグなど靴専用の収納スペースがあれば最適ですが、なければ紙袋やシューズバッグを併用するとよいでしょう。
持ち物
会社から空港へと直行する場合、いつも以上に持ち物の用意を周到にする必要があります。
一歩間違えると、一度自宅へ戻る必要も出るため、スケジュールによっては旅行を断念する必要があります。
持ち物の最終チェック、終わりましたか?
パスポート
言わずもがな、パスポートは必需品です。これを忘れると、空港への直行どころか、旅行自体できません。
せっかくの直行プランをふいにしないためにも、パスポートは前日までにバッグの中に入れておくか、いっそのこと会社に持って行ってしまいましょう。
なお、後述の通り、クレジットカードのサービスで、バッグごと空港へと直送する手段もありますが、パスポートだけはカバンを分けておきましょう。
万が一、運送会社の手違いで、荷物が空港へと届いていなかった場合、目も当てられません。
最悪でも、パスポートとクレジットカードさえあれば、旅行は始められます。
クレジットカード
空港直行の場合、現金は家や会社に置いて行ってしまっても構いませんが、クレジットカードだけは必ず持っていくようにしましょう。
過去に何度も述べていますが、特に海外旅行でクレジットカード不携帯は、命綱がないことと同じです。
国内旅行でも、ATM用のキャッシュカードは必ず持っていきますよね?それと同じ感覚です。
関連記事:【注意】これって危険?海外旅行でやってはいけないこと15選。
関連記事:【一覧表付き】海外旅行で絶対役に立つ!手持ちクレジットカードの保険スペックを紹介していく。
まだクレジットカードを持っていない方は、年会費無料のカードでも十分なので、作ってから行きましょう。
エポスカードは年会費もかからず、海外旅行保険も充実しているので、初めての一枚には最適です。
関連記事:エポスカードは万人受けの「得しかしない」カード。初心者の一枚から海外旅行保険のお供に。
バッグ
普段はビジネスバッグというあなたも、今回ばかりはボストンバッグやゴルフバッグに持ち替えて家を出ましょう。
「スーツにボストンバッグっておかしいのでは?」と思うかもしれませんが、商談でもない限り、そこまで見られることなんてまずありえません。みんな、自分のことでいっぱいいっぱいです。
当日、どうしても商談があるという方は、普段のビジネスバッグを、旅行カバンの中に入れて持っていきましょう。バッグインバッグ作戦です。
もし、アメリカンエキスプレスなど、空港への宅配サービスが利用できるカードを持っている場合、あらかじめ空港へ送りつけてしまうことも手段の一つです。
関連記事:作ってたくさん使うだけでゴールドメダリオン。デルタスカイマイルAMEXゴールドカードを持つメリットについて。
この場合、パスポートとクレジットカードだけは、分けて手元に置いておくようにしましょう。
運送会社のミスでバッグごとパスポート紛失、などとなった日には、どうすることもできません。
普段から、パスポートは手荷物として携帯することを意識しましょう。
財布
基本的には海外に財布を持って行かないほうがよいと思います。
盗難や汚損が心配なこともそうですし、普段から利用している財布から、海外旅行に不要なものを抜き取って、帰国後に再び差し替えるのは手間がかかります。
ここはひとつ、旅行用の安い財布を購入しておいて、旅行に必要なカードだけ差していくほうがよいでしょう。
私の一押しはマネークリップです。かさばらないことと、急な雨を気にしないで済むことがポイントです。
関連記事:ミニマリストが海外旅行でマネークリップを持つべき5つの理由。
いつもお世話になっている財布は、自席の鍵付きキャビネットか、ロッカーにしまっていきましょう。
交通手段
職場が空港という方を除き、会社から空港までのアクセスは頭に入れておく必要があります。
できれば前日までに調べておいて、滞りなく移動できるとよいですね。
公共交通手段
もっともオーソドックスで、到着時間を読みやすいのがメリットです。
クレジットカードの構成によっては、利用付帯が条件の保険を有効化するのに一役買ってくれたりします。
最終便の時刻と、交通機関の遅延には充分注意しましょう。
レンタカー
最近では、空港へと直接向かって乗り捨てできるレンタカープランが増えてきました。
詳細は別記事で解説していますが、人数が多い場合や、冬の日本から常夏の国へと出発する場合に有効です。
夜間の出発になる場合にも利用価値がありますね。
関連記事:横浜市内から羽田空港への行き方。京急線かバスがメインで、条件によってレンタカーも便利。
帰国日
最後に、空港直行のケースで迷うのが帰国日についてです。
出社前日に一度家に帰るか、エクストリーム出社で会社に姿を現すかは、好みと体力の問題ですが、一応、それぞれのメリデメをまとめてみましょう。
前日までに帰宅する場合
メリット
一旦帰宅するため体力の回復を図れる。
家族がいる場合に配慮ができる。
デメリット
空港から家まで距離がある場合移動が二度手間となる。
会社に置いてきた着替えを別途回収する必要がある。
出社当日に帰国してそのまま出社する場合
メリット
旅先での滞在時間が最長となる。
会社に置いてきた仕事着などに直接着替えることができる。
お土産を直接持っていって配ることができる。(後日持っていく必要がない)
平日帰国扱いとなるのでチケットが安い可能性がある。
デメリット
疲れる。
せっかく空港に直接行けるのなら存分に利用してしまおう
サラリーマンの旅行は何よりも時間的制約が大きいです。
時間の活用は、週末旅行における最重要課題といえるでしょう。
会社が空港の近くにあるのであれば、利用しない手はありません。
仕事後の時間を、会社にどうこう言われる筋合いはありませんので、恵まれた立地に感謝しつつ、堂々と空港へと直行してしまいましょう。
私も今回の旅行は空港直行から始めるようにします。